[2019/08/20]

フィクションにおけるISTP

漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。

ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。

尚、 適性は5段階評価による。

主人公

適性 : ☆☆☆☆  系統 : 一匹狼,完成,成長

比較的高い適性を有したタイプといえる。

一言で言えばTiとSeの組み合わせの妙に由来している。

まず主機能のTiにおいて、 キャラの立ちやすさの他、 物語の上でも体制に従わない自由奔放さ、 或は反体制的な立ち位置といったように主人公映えしやすい面を持つ。

そしてSeが補助機能であることもポイントとなっている。

これにより、 行動的でトラブルやアクシデントに強いキャラクター像が出来上がり、 資質と物語上の都合の両面においてその特質が肯定的に作用する。

I型でありながら結果的に人や物事に関わることが多くなるという、 このタイプ独自の魅力はまさしく冒頭で述べたようにTiとSeの組み合わせの妙によって成り立っている。

しかしながら、 極端な夢や理想を抱かず、 仲間と群れることもあまり好まないなど、 主人公としての明るさや爽やかさには欠けるタイプといえる。

いわゆる成長型などの王道主人公よりも、 丑嶋馨(闇金ウシジマくん)のような一匹狼気質の完成型主人公に向いている。

成長型の主人公も難しいわけではないが、 初めから高スペックであることが多い。

とはいえ対応できる属性の幅は意外にも広いタイプでもある。

資質・実例共に恵まれつつも、 王道から逸れるという点で☆1つ差し引いて評価を挙げた。

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ライバル

適性 : ☆  系統 : 戦闘狂

意外にも適性に乏しいタイプとなる。

それは、 力に対するこだわりは強いものの、 競り合うこと自体にはそれ程価値を置いていないという一見矛盾にも思える複雑性に由来している。

確かにT型の面は競争や比較の視点を持っているし、 Seにしても現実における結果を重視する性向がある。

しかしIP型特有のマイペースさ、 言わば自身の目的や信念を優先させる性向の方が前面に出る。

ISTPの場合ST型なので、 それが力に対する執着となって表れる。

これは競争に打ち勝つことでステイタス向上を求めるETJ型などの動機付けとは似て非なるものである。

資質・実例共に乏しく、 ☆1つの評価に収まった。

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ヒロイン

適性 : ☆☆  系統 : ツンデレ,クール,男勝り

適性は比較的低めといったところだろうか。

その気質より、 自律的且つ行動的、 それでいてロジカルで冷静といったように、 奔放でクールなヒロイン像が浮かび上がる。

系統に羅列してある通り、 ツンデレ属性とはかなり相性が良い方で、 人造人間18号(ドラゴンボールZ)などが好例といったところだろう。

しかしながらそれ以外の属性には嵌りにくい面を持ち、 言わばヒロインとしての対応力には欠けている。

とはいえツンデレというメジャーな属性に対する強い適性を有しており、 一点豪華主義的な評価を踏まえて☆2つの評価を挙げた。

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相棒

適性 : ☆☆☆  系統 : クール

意外にも適性の低い方ではない。

強い自律性やマイペースさ、 奔放さを考えれば、 その適性は一見かなり低い部類に属するようにも思える。

しかしある程度の自由や好きなことが出来る環境が約束されていれば、 それほど退屈することなく付き合うことのできるタイプでもある。

前に出しゃばるでもなく、 かといって控えるわけでもない態度は、 案外バディを組むことに向いているのかもしれない。

とはいっても基本的には単独行動を好むタイプではあるため、 ☆3つの評価に落ち着いた。

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サブキャラ

適性 : ☆☆☆☆  系統 : 一匹狼,トラブルメーカー,戦闘狂

サブキャラとしての適性は高い部類に属する。

S型なので突出・逸脱しすぎず、 その点はサブキャラとしての基本を押さえている。

加えてP型の面においても、 自身の旗色を前面に押し出さないという点で、 資質と物語上の都合の両面において肯定的に作用する。

主人公の味方側・敵側を問わず、 彼らと付かず離れずの関係性を保ちつつ上手く個性を発揮する。

とはいえライバルとラスボス以外のカテゴリーについて、 大なり小なり適性を有しており、 言わばサブキャラの枠から飛び出てしまう面を考慮に入れ、 ☆を1つ差し引いて評価を挙げた。

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ラスボス

適性 : ☆  系統 : 野心家

資質と実例共に乏しいタイプといえる。

TiはともかくSeがラスボスという位置に向いていない。

多極の機能であるNiのように世界を俯瞰で捉えることは苦手としており、

その点でラスボスとしての視座に欠けている。

Seは目の前に広がる現実に対応することを志向しており、 長期的な計画やある種現実に対して変革を伴うことを目論むラスボスとしての資質とは相反する性質を持っている。

IP型の面にしても、 世界が設けた体制・構造による自身への干渉を嫌っており、 同時に自分からもそれらに対して干渉することは好まない。

資質は勿論のこと、 実例にも乏しいため☆1つの評価を挙げた。

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