[2019/08/17]
フィクションにおけるISFJ
漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。
ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。
尚、 適性は5段階評価による。
主人公
適性 : ☆☆☆ 系統 : 優等生,平凡,成長
漫画の主人公に向いていないわけではないが、 ドラマや映画など3次元の主人公により適性があるといえる。
キャラクターとしては真面目な常識人タイプで、 視聴者の共感を得やすい主人公像に収まりやすい。
また補助機能Feについては、 その人間関係を積極的に構築する気質が、 物語の進行上において都合の良い面を持っている。
NFP型やEP型のような少年漫画にありがちな王道主人公とは異なっているものの、 このタイプの主人公像も一つの類型としては充分といえる。
特段主人公向きの資質を持っているわけではないが、 その実例がある程度存在していること、 またそういった主人公が成立させにくいわけでもないことを踏まえ、 ☆3つの評価に落ち着いた。
ライバル
適性 : ☆ 系統 : ???
ライバルには向いていないタイプである。 資質面もそうだし、 実際に成立させにくい面もある。
資質において、 T型とりわけTe優位のタイプに比べて競争心に欠ける点、 個としての自己主張を嫌う点など(Fe優位)が挙げられる。
また鍛錬に勤しむ努力家の側面(Si)も相まって、 ライバルというより主人公寄りのキャラクター像に近くなるため、 本質的にライバルキャラを成立させる資質に欠けている。
ライバルとしての資質に欠けている面、 また亜種としても成立させにくい面もあるため☆1つの評価を挙げた。
ヒロイン
適性 : ☆☆☆☆☆ 系統 : 幼馴染,世話女房,ヤンデレ
ヒロインとして、 主人公との相性、 作品に対する馴染みやすさの両面で優れた資質を有する。
傾向としては、 自由奔放な成長系主人公と相性の良い王道ヒロインに特に適性が認められる。
主人公や仲間の世話を焼いたり干渉したりする(Fe)一方、 基本的には控えめに振る舞う(I型)。
控えめながらも成すべきことは成す(J型)ため、 物語の進行とも馴染みやすい面を持つ。
ヒロインとしてのレパートリーは豊富ではないものの王道がよく嵌る点、 他タイプとの相対評価を踏まえて☆5つの評価を挙げた。
相棒
適性 : ☆☆☆☆☆ 系統 : 常識人,執事,弟分
そのパートナーシップの高さから相棒キャラにも高い適性が認められる。
主人公や仲間など特定の人間関係を好み(I型)、 足並みを揃えてよく空気を読みながら(Fe)、 大抵が自由奔放な主人公に対して、 真面目なしっかり者(Si・J型)としてそのフォローを行うようなキャラクター像が浮かび上がる。
役割意識や責任感の強い面も相棒向きの資質といえる。
個性の強さや華には欠けているものの、 それらを補って余りあるほどの資質に恵まれているため☆5つの評価を挙げた。
サブキャラ
適性 : ☆☆☆ 系統 : 優等生,ツッコミ役
系統に羅列してあるように一定の需要が認められる。
主に主人公や個性的なキャラに対するツッコミ役・フォロー役として活躍する。
欠点としては、 個性やインパクトの強さに乏しい点や、 キャラクターのレパートリーが限られがちな点が挙げられる。
以上を踏まえて☆3つの評価に収まった。
ラスボス
適性 : ☆ 系統 : ???
ラスボスからはかけ離れたタイプといえる。
気質として、 壮大な野望を抱くことを好まず、 保守的で変革を嫌う優等生タイプである。
これに、 個として突出することを嫌う奉仕型である点や、 控えめなところが相まって、 端的に言ってラスボスにはまるで向いていないタイプといえる。
(Si-Fe)なので、 身の回りの人や物事が全てになりやすく、 ラスボスとしての視座においても欠けたタイプである。
当然の如く実例に乏しく、 ☆1つの評価が妥当と言わざるを得ない。
【関連記事】他タイプの場合
- フィクションにおけるESTP
- フィクションにおけるESFP
- フィクションにおけるENTP
- フィクションにおけるENFP
- フィクションにおけるESTJ
- フィクションにおけるENTJ
- フィクションにおけるESFJ
- フィクションにおけるENFJ
- フィクションにおけるISTJ
- フィクションにおけるINTJ
- フィクションにおけるINFJ
- フィクションにおけるISTP
- フィクションにおけるINTP
- フィクションにおけるISFP
- フィクションにおけるINFP