[2019/08/18]

フィクションにおけるINTJ

漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。

ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。

尚、 適性は5段階評価による。

主人公

適性 : ☆  系統 : 完成,オタク,復讐

王道系を始めとして主人公としての基本的な資質に乏しいタイプといえる。

第一に、 主人公としては腰が重く内向的な気質の持ち主であり、 そういった動きの乏しさは物語の進行上においても都合の悪い面がある。

またクールで超然としたタイプなので、 他キャラとの交流によって動かされるようなタイプでもなく、 それがそのまま物語の動きの乏しさに繋がっている。

それでも主人公として成立させる場合は、 系統に羅列してあるような初めから完成されたタイプであったり、 専門分野を持っていたり、 復讐など特異な動機を持っている必要が出てくる。

いずれにしろ王道系の主人公は勿論のこと、 作品の都合も含めて、 主人公として成立させにくいタイプであるといえる。

また実例に乏しいことを踏まえて☆1つの評価を挙げた。

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ライバル

適性 : ☆  系統 : エリート,野心家

ライバルに全く適性がないわけではないものの、 アクが強いキャラクターになりやすく、 その適性は低いと言わざるを得ない。

たしかにTe優位の面は旺盛な競争心・闘争心として機能するかもしれない。

しかしながら、 主機能Niによる強い自律性の影響で、 他者との競争よりも、 自分自身の目的を優先させるマイペースさの方が前面に出る。

つまり特定の相手(主人公等)と競り合うような関係性を築きにくい。

専門家としての特長を持つため、 むしろ同じ分野においてそもそもこのタイプに匹敵する相手がいないという状況も発生する。

そういった特長も相まってか、 最終的にラスボスとして主人公達の前に立ちはだかる場合も多い。

そうなるともはや本末転倒的でもあり、 ライバルキャラとしての実例も乏しいため☆1つの評価を挙げた。

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ヒロイン

適性 : ☆☆  系統 : ツンデレ,クール

まずもって王道からは逸れたヒロイン像となる。

控えめではあるが毅然としており、 極めて独力志向が強いといった特徴を持ち、 上記の通り王道からは遠く離れたヒロイン像が浮かび上がる。

とはいっても系統に羅列してあるような、 ツンデレ系のヒロインなどにはむしろ適性に恵まれる方である。

牧瀬紅莉栖(Steins;Gate)や遠坂凛(Fate/stay night)など実例も存在している。

このタイプ自体が尖った性質を持っているため、 特定の属性には一定の需要や適性が認められているということなのだろう。

実例があるとはいえ、 適する属性が限られるという点は無視できず、 ☆2つの評価に落ち着く。

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相棒

適性 : ☆  系統 : オタク,クール

適したタイプではないだろう。

その気質より、 自律的で超然としており人を寄せ付けず、 そもそも他者と足並みを揃えて行動することを好まない。

いわゆるパートナシップには欠けており、 むしろリーダーシップに長けた面を持つ。

但し専門性に秀でており、 系統に羅列してあるように、 ある種のオタクとして専門家の立場からアプローチを行うという場合であれば不可能でもない。

しかしその場合でも、 自律的な側面から、 相棒ではあってもどこか距離を置いた関係性になる面を持つ。

以上に加え、 取り立てて実例もないため☆1つの評価を挙げた。

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サブキャラ

適性 : ☆  系統 : オタク,マッドサイエンティスト,一匹狼

物語において重要なカギを握るようなキャラクター像になりがちであり、 サブキャラとしての資質には欠けている。

先述したように尖った性質を有するタイプで、 サブキャラとしてはキャラが立ちすぎるきらいがある。

主人公を食ってしまうというよりも、 黒幕やラスボスとして主人公と対峙したり、 或は何らかの重要人物として物語上で浮き上がってしまう傾向がある。

全体的にサブキャラには馴染みにくい性質の持ち主といえ、 その一点が致命的でもあるため☆1つの評価を挙げた。

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ラスボス

適性 : ☆☆☆☆  系統 : 黒幕,野心家,マッドサイエンティスト

ENTJと並びラスボスに高い適性を有するタイプである。

ENTJと異なっているのは、 INTJの方が黒幕的なラスボス像が強く、 当初はサブキャラとして活動し、 後に物語の結末を握る立ち位置に君臨する傾向にあるという点だ。

ラスボスに見られる動機として、 世界を支配することか、 何らかの壮大な目的を果たすためのいずれかであることが多い。

INTJの場合は後者のタイプであることが多く、 故に上記のような動き方をする傾向にある。

支配それ自体に価値を見出しやすいENTJとは対照的に、 ラスボスとして世界を支配下に置くことは計画を達成するためのプロセスに過ぎない場合も多い。

ENTJの方がラスボスとしての王道を行く傾向にあることや、 絶対数が多いことを踏まえ、 ☆1つ差し引いて評価した。

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