[2019/08/23]

フィクションにおけるINFP

漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。

ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。

尚、 適性は5段階評価による。

主人公

適性 : ☆☆☆☆☆  系統 : 成長,昼行燈,自由人

ENFPと並びかなり高い適性を有している。

第一に主機能のFiがその理由として挙げられる。

人の内面や人間性、 要するに何よりも人を大事にするという点において主人公としての資質が光っている。

加えて社会の規則・損得・しがらみなどに対して、 抵抗したり囚われない点は物語の上でも都合が良い。

Fiと並んで重要なのがNeである。

元々現実に妥協しない性向を持っているが、 とりわけFiと絡み合うことで大きな夢や理想を掲げるように働きかける。

世界・組織・時代など壮大なテーマを扱うことにも適しており、 物語上においても都合の良い面を持つ。

以上はENFPにも見られる傾向といえるが、 派手なENFPに比べ、 INFPは内省にエネルギーを割いており、 自分自身の信念や理想を貫くことに重きを置いている。

周囲の思惑とは裏腹な、 I型ならではの大胆な行動を取ることによって、 他のキャラクターや読者に強い印象を与えたりする。

他、 様々な媒体(漫画・ドラマ等)に対して高い適性を有しているタイプである。

一方属性のレパートリーにはやや欠けた面がある。

例えば完成型主人公などとは相性の悪い面がある。

なぜなら人・世界に対する問いかけや自分探しなどを志向するタイプであるため、 上記の属性とは根本的に相容れない部分がるからだ。

とはいっても王道系の主人公には大変向いており、 資質・実例共に充実しているため☆5つの評価が挙がった。

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ライバル

適性 : ☆  系統 : ???

大方の予想通りその適性はかなり低い。

第一にTeが劣等機能であるという点が大きい。

これによりそもそも他者との比較・競争が動機づけになりにくく、 それらを追い求めることは主機能Fi、 詰まる所アイデンティティを否定するということである。

Neにしてもあまり競争に固執しないような自由さを持っている。

これは解釈や多様性延いては可能性を何よりも重視しているからである。

競争心を剥き出しにするというよりも、 一つの成長の機会と捉えるようなある種のゆとりがあり、 ライバルとしてキャラを立てにくい面がある。

そもそも競争という概念自体を最も嫌っているようなタイプであり、 資質・実例共に乏しく☆1つの評価を挙げた。

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ヒロイン

適性 : ☆☆☆  系統 : 天然,幼馴染,ツンデレ

可もなく不可もなくといったところだろうか。

比較的高い適性を有しているイメージがあるかもしれないが、 後述のサブキャラ同様、 凸凹な適性を平均化した結果上記の点数に収まった。

向いている点としては、 その気質や、 属性に対して比較的高い対応力を有している部分といえる。

気質においては、 自分の心情を重視している点、 F型である点、 Fiなので特定の相手(主人公)に対する思いの強さといったことが挙げられる。

属性については、 系統に羅列してあるように天然やツンデレなどある程度の適応力を有している。

向いていない点は他の類型との相対評価に依る。

つまり主人公への高い適性やサブキャラとの境界線の曖昧さなどのことであり、 特にサブキャラとの境界線についてはヒロインとしての必然性を意識する必要があるといえる。

また世話女房・ぶりっ子・小悪魔といったメジャー所の属性に対する適性にも欠けた面があり、 実は王道から逸れた所のあるタイプでもある。

以上を踏まえて☆3つの評価に落ち着いた。

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相棒

適性 : ☆☆  系統 : ???

適性は低い部類に該当している。

主人公をはじめ、 他の類型の多くに対する平均以上の適性を有していること、 実例に乏しいことなどが主な理由として挙げられる。

上記だけならば☆1つの評価が下される所であるが、 資質は特段悪いわけではないため上記の評価に収まっている。

例えば主機能にFi、 代替機能にSiがあるため相棒として主人公と組むことに適した面を持つ。

Neの面が不安定な要素ではあるものの、 全体としての資質は特筆するほど悪くはない。

以上を踏まえて☆2つの評価が挙げられた。

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サブキャラ

適性 : ☆☆☆  系統 : 天然,自由人,オタク

可もなく不可もなくというよりも、 あらゆる点を踏まえて☆3つに落ち着いたといった方が適当である。

サブキャラとしてのレパートリーにはある程度恵まれているものの、 偏りのある部分は否めない。

偏ってはいるものの、 物語上における馴染みやすさを有している。

一方前項の相棒と同様、 他の類型への適性が高く、 物語の上で何らかの役職を担うことが多く、 その点についてはむしろ物語への馴染みにくさがあるといえる。

以上、 適性の高い面と低い面の両方を持っており、 間を取る形で☆3つの評価に落ち着いた。

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ラスボス

適性 : ☆  系統 : ???

大方の予想通りその適性はかなり低い。

やはりTeを劣等機能として持っているという点が大きい。

INFP自身が支配体制の干渉を嫌う面を持つ一方、 自分の方からもそれらに対して干渉することを好まない。

またNeは世界を俯瞰して捉えることが得意で、 変革を好む性向も持ち合わせているが、 主機能Fiによる影響で、 自分自身を内省することに重きが置かれている。

あくまでもFiが主機能であり、 いかに自分自身が信念や理想を貫くかに力点を置いており、 世界体制の再構築といったことが動機付けとして作用しにくい。

当然の如く実例にも乏しく、 ☆1つの評価が挙げられる。

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