[2019/08/21]

フィクションにおけるINTP

漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。

ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。

尚、 適性は5段階評価による。

主人公

適性 : ☆  系統 : オタク,自由人,完成

大方の予想通り適性は低いと言わざるを得ない。

主人公として成立させられない訳ではないが、 資質・実例共に乏しい。

一言でいえば主人公としてのマインドに欠けており、 言わば傍観者的な気質が主人公のそれと相反している。

第一に主機能Tiの影響が大きい。

他者と距離を置く傾向があるが、 これは事実を正確に理解するためのTiの性向である。

主機能Tiの下で作用するNeがポイントで、 これが実際の行動を遠ざける要因になっている。

本来はTiによる思考の正確性・正当性を、 あらゆる角度から分析・検討することに一役買っている。

このNeによって、 概念的・抽象的な領域までカバーするため、 エネルギーの多くを思考活動に費やしており、 半ば副作用的に行動力が乏しくなる。

上記の性向はINTPに強い批判精神を養わせ、 それが自分自身に向けられた場合、 自らが最大の批評家となって完全無欠の自分を目指そうとする。

いわゆる夢や絆、 がむしゃらな努力といったこととは縁遠く、 クールでストイックな気質の持ち主といえる。

王道主人公に向かないどころか、 このタイプを主人公に据えるという段階で、 作品自体がニッチな雰囲気・仕上がりになりやすい。

作風が独特になりがちな一方、 媒体(漫画・ドラマ等)を選ばないという意味ではある種の適応力を有している。

まとめると、 作品・作風が限定される点、 王道に嵌らない点、 資質・実例共に乏しい点を踏まえ、 ☆1つの評価を挙げた。

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ライバル

適性 : ☆  系統 : ???

適性が低い上、 ライバルとして成立させるのも難しい傾向にある。

他者との競争や比較をそれほど好まず、 敢えて言えば「全か無か」という考えを持つ傾向にある。

足るを知らないNT型の性向が、 他者との競り合いではなく自分自身の中で熟成される(IP型)。

能力に対する考え方もそうだが、 根本的に他者に関心を持ちにくいという点も大きい。

他者との関係性を頭で理解しようとするタイプであり、 実際の交流は乏しくなりがちである。

強さをテーマに据える場合、 独自のプロセスにおいて孤独な鍛錬に励み、 特定の誰かや周囲の人間との競り合いに執着しにくい傾向にある。

資質・実例共に乏しいため☆1つの評価を挙げた。

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ヒロイン

適性 : ☆  系統 : ???

大方の予想通りの評価であろう。

ヒロイン以前に、 そもそも恋愛にことごとく向いていない気質の持ち主といえる。

他者に関心が薄く、 大よそ思考活動にそのエネルギーを注ぎ込む。

仮に誰かに関心を抱いたとしても、 手や口より頭の方が先行してしまうタイプである。

またT型とりわけT主機能のタイプの砦ともいえるツンデレ属性にも適性が低い。

なぜならばツンデレを成立させるための他者への関心やコミュニケーション欲求に欠けており、 自分自身の思いについても分析への欲求が頭をもたげてくる。

当然のごとく資質・実例共に乏しいため☆1つの評価を挙げた。

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相棒

適性 : ☆☆☆  系統 : オタク,クール

意外にも相棒には向いているタイプといえる。

特定の分野(Ti-Si)についての深い理解(Ti-Ne)を有する専門家としての需要に由来する。

つまり専門性の高さが相棒としての資質において肯定的に働いている。

また社交性に乏しいタイプではあるものの、 心を許した相手であれば比較的気さくに振る舞える方でもある(Ne-Fe)。

I型且つSiも有しているため、 特定の相手と落ち着いて付き合える面も持つ。

とはいえその本質は極めて自律的で人を当てにしないドライな気質の持ち主であり、 また実例に恵まれているわけでもないため☆3つの評価に落ち着いた。

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サブキャラ

適性 : ☆☆☆  系統 : オタク,マッドサイエンティスト

その適性はまずまずといったところだろうか。

向いている点としては、 程よくキャラクターが立ちやすい部分が挙げられる。

控えめな外面(IP型)とは裏腹に濃い内面(NT型)の持ち主であり、 そのあたりがキャラ立ちにおけるバランスの妙になっている。

出不精な面も、 物語に干渉しすぎないという点で都合が良い。

一方向いていない点としては、 系統のレパートリーが限られる点、 動きに乏しい側面においてやや扱い辛さがある点などが挙げられる。

トータルとしては☆3つに落ち着いた。

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ラスボス

適性 : ☆  系統 : ???

実例は勿論のこと、 シンプルにその資質に欠けている。

支配など、 世俗的なことが動機付けになりにくく、 先進性に富んでいる方ではあるが、 自身から積極的に世界に働きかけるタイプでもない。

形として実際に何らかの変革を起こすことよりも、 世界について自分自身がいかに理解するかといったところに重点が置かれている。

またI型であることに加え、 代替機能としてSiも有しているため、 結果的に現状に留まろうとすることも多くある。

やはりこのタイプもIP型の例に漏れず、 世界に対する働きかけが弱い傾向にある。

冒頭で述べたように、 資質・実例共に乏しいため☆1つが妥当といえる。

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