[2019/08/14]

フィクションにおけるESFJ

漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。

ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。

尚、 適性は5段階評価による。

主人公

適性 : ☆☆☆  系統 : 優等生,成長,平凡

主人公としては多少王道からは逸れたタイプといえる。

タイプの特徴として、 比較的真面目且つ優等生的で、 自由奔放さや夢や理想を追いかけるような資質に欠けたタイプ(Si)である。

一方、 大抵は仲間思いで正義感が強いので、 使い方次第では成長系など王道寄りの主人公にもある程度の適性が認められる。

特段主人公に向きのタイプでもないが、 ある程度の実例があることを踏まえて平均的な評価に落ち着いた。

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ライバル

適性 : ☆☆  系統 : 親友(同級生),エリート,優等生

競争心の強さにおいてはTe優位のタイプに譲るものの、 E型なので他者との関係性が動機付けになりやすい面があり、 全く適性が無いかと言えばそうでもない。

例えば系統に羅列してあるような属性であれば違和感なくライバルキャラとして活躍できるだろう。

しかしながらライバルとしての資質に欠けた側面が主に2つほどある。

1つが、 人間関係において競争・勝利よりも友好的・親和的であることの方を優先することで、 いわゆる勝利至上主義的な価値観や好戦的な要素には欠けたタイプであるという点だ。

もう1つは、 個として浮き上がることを嫌うタイプであるという点だ。

正義感やチームワークなどそのプロセスも重視する主人公とは対照的に、 ライバルは勝利や結果に向かって一直線な傾向を持つことが多い。

むしろ勝つためであれば他の要素について多少の犠牲はやむを得ないと考える場合さえあり、 先述した勝利至上主義などがその典型例である。

その点ESFJは、 連帯感やコンセンサスを何よりも重視しており、 個人として周囲から孤立してしまうリスクを人一倍避けるタイプといえる。

以上を踏まえ、 全く適性が無いわけではないものの、 ライバルとしての資質には基本的に欠けたタイプであるため、 ☆2つの評価に収まった。

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ヒロイン

適性 : ☆☆☆☆☆  系統 : 世話女房,男勝り,ツンデレ

ヒロインとしての資質に恵まれたタイプといえる。

このタイプの特徴として、 人一倍世話好きで、 またリーダーとして先頭に立って周囲を率いることより、 フォロワーとしてリーダーや周囲のフォロー役を好むというのが挙げられる。

これに加え、 自分から積極的に人や物事に関わる側面(E型)、 即ち作品においては物語の中心に位置する傾向も有している。

このようにヒロインとしての立ち位置によく馴染む気質を持つ一方、 気が強く男勝りな側面を持っているヒロイン像とも相性が良い。

主人公や仲間の細かい変化をよく観察・把握しているなど、 上記の特徴とのバランスの妙を持ち合わせているからである。

ちなみにこのタイプにはツンデレ要素を窺わせるキャラクターも見られるが、 他のタイプの同属性と比較すればそれほどツンデレの要素は強くない場合が多い。

そのあたりはT型、 特にTJ型のキャラクターに譲る形となる。

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相棒

適性 : ☆☆☆☆  系統 : 常識人,年上,親友

そのフォロワーシップの高さにおいて適性が認められる。

キャラクター像としては、 協調性や連帯感を重んじる一方、 時には厳しくツッコミを入れたり、 積極的に前に乗り出して主人公を始め周囲のフォローを行うようなイメージになる。

主人公達と関係性を上手く構築し、 自ら積極的に物事に関わるため物語の進行上においても都合の良い面がある。

このように相棒キャラとしての資質に恵まれてはいるものの、 かといって実例が豊富なわけでもないため☆を1つ差し引いて評価した。

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サブキャラ

適性 : ☆☆☆  系統 : 年上,優等生,リーダー

可もなく不可もないといったところだろう。

基本的には優等生や年上キャラとして主人公や物語と関わっていくようなイメージとなる。

ETJ型ほどではないが、 リーダーキャラとしての需要も満たし、 S型の例に漏れずサブキャラとしてある程度の適応力を有する。

但しヒロインや相棒など、 既に他のカテゴリーに対して高い適性を持っているため、 ☆2つ分差し引いて評価した。

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ラスボス

適性 : ☆  系統 : ???

ラスボスとしての資質・実例の両面において乏しいタイプといえる。

第一にFe優位のタイプとして、 和(輪)を乱してまで自分自身を貫こうとは思わないという特徴を大きな理由の一つとして挙げられる。

加えて高いフォロワーシップ(Fe-Si)や変革を嫌う側面(Si)も持ち合わせており、 このあたりも理由としては大きい。

何よりもやはりFeにラスボスとの相性の悪さがあると言っていいだろう。

世間や集団におけるコンセンサスや好ましい価値観を重視する性向が、 個としての強烈さを必須とするラスボスとしての資質と相反したものであるからだ。

そのため仮に悪側に所属した場合でも、 トップに立つことは好まないタイプといえる。

上記のような資質の乏しさと、 冒頭でも述べた通り実例においても稀であることを踏まえ☆1つの評価を下した。

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