[2019/08/19]

フィクションにおけるINFJ

漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。

ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。

尚、 適性は5段階評価による。

主人公

適性 : ☆☆  系統 : 完成,成長

適性のあるほうではないだろう。

Fe優位のタイプとして人間関係を重視する面がある一方、 内面はいたって自律的で、 他者を寄せ付けさせないような孤高さを有する(Ni-Ti)。

仲間に囲まれていることが多いにも関わらず、 どことなく余所余所しい雰囲気を纏っている。

系統としては完成型の主人公が多い。

成長型の主人公もなくはないが、 碇シンジ(新世紀エヴァンゲリオン)のように、 かなり変化球的なアプローチを取る必要があり、 成長型であるが王道からは逸れている。

外面の当たりの良さと内面の自律性・閉鎖性のギャップが大きく、 それが王道を走ることを困難にしている。

上記だけにフォーカスすれば適性はかなり低いと言えるが、 Fe優位である点と実例がそれなりに存在している点を踏まえて☆2つの評価を挙げた。

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ライバル

適性 : ☆  系統 : エリート

実例は勿論のこと、 資質においても乏しいと言わざるを得ない。

第一に他者との競り合いに価値を置きにくい点(I型・Fe優位)が挙げられる。 逆に言えば自身の理想や信念が最も重きを置いている(Ni-Ti)ともいえる。

また友好的な関係性や話し合いでの解決を好む点もしかり、 どちらかといえば他者を味方につけることが基本スタイルなので、 本質的にライバルに適さない面がある。

当然のように実例にも乏しく、 ☆1つの評価に収まった。

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ヒロイン

適性 : ☆☆  系統 : 不思議,お嬢様,クール

適性のある方ではないだろう。 このタイプがかなり独特なタイプであるというのが主な理由といえる。

控えめながらも社交に長けており、 落ち着いた雰囲気を持つ大人なキャラクター像に収まりやすい。

上記のようなパッと見のイメージに関して言えばなんら問題はなさそうにも思える。

しかしながら非常に濃い内面の持ち主(Ni-Ti)で、 その内面に関して他者の干渉を拒む面すらあるほど孤高なタイプである。

加えてヒロインとして、 主人公に対する依存性も少なく、 物語の面においても都合の悪さが生じてしまう。

とかいえアクが強い分、 系統に羅列してあるように特定の属性にはそれなりに需要がある。

しかし一定の需要や実例があるものの、 基本的な資質に関しては乏しいため☆2つの評価に収まった。

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相棒

適性 : ☆  系統 : ???

その協調的な気質・イメージとは裏腹に適性はかなり低い方だといえる。

このあたりはENFJ同様Niの影響に依る所が大きい。 強い自律性や広い視野によって、 奉仕精神やチームワークが個人ではなく全体に向かう傾向がある。

フォロワーよりも、 むしろリーダーの方が向いているタイプといえる。

例えば闇遊戯(遊戯王)などは、 主人公と相棒と呼び合う仲でありながら、 その実もう一人の主人公という扱いを受けている。

主人公である遊戯に取って代わり、 自身が敵と戦うことがほとんどで、 仲間と共に戦う場合も横一線というより、 自分を中心軸に据え置いていることがほとんどである。

このように、 協調的であるにも関わらず、 半ば自然の内にある種の階層のようなものが発生していることが多い。

本質的に相棒という概念と相性が悪く、 むしろFiがある分だけINTJの方が比較的適性を有している(こちらも総括すると適性は低いが)。

資質・実例共に乏しいため☆1つの評価を挙げた。

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サブキャラ

適性 : ☆  系統 : ???

先述した通りアクが強く、 サブキャラとしてはいささかキャラが立ちすぎるきらいがある。

もっと言うと重要人物に位置することが多い。

現実同様、 創作品においてもこのタイプのキャラ自体が希少な存在であり、 受け手側(視聴者・読者)に特別な何かを匂わせやすい面がある。

一サブキャラとしての有名な実例にも乏しいため☆1つの評価を挙げた。

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ラスボス

適性 : ☆☆☆  系統 : 厨二

ENTJとは異なり、 その気質自体にラスボスへの適性が認められるタイプであるというわけではない。

Fe優位なので、 友好的・平和的な雰囲気や人とのつながりを重視し、 その面においては悪役・適役とは対照的な特徴の持ち主といえる。

INFJがラスボスとして君臨するのは、 自律的な内面(Ni-Ti)が独善的な方向を向いた時である。

その場合のFeは、 自分自身の目的を果たすプロセスにおいて、 他者を扇動することなどに使用される。

何度も述べたように、 その内面(Ni-Ti)において、 他者の干渉・制御を受け付けない性質を持っているという点も大きい。

絶対数の少ないタイプであるのに反し、 ある程度の実例が存在している。

とはいってもENTJやINTJあたりに比べれば、 実例・資質共に譲る形となり、 それらを踏まえて☆3つの評価に落ち着いた。

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