[2019/08/15]

フィクションにおけるENFJ

漫画・アニメ・ゲーム・映画・ドラマ等に登場するキャラクターについて、 16タイプそれぞれの系統・適性を考えていきたい。

ヒロインの項目の補足として、 基本的には男性主人公の相手役としてのヒロインを念頭に置いており、 いわゆる少女漫画等における主人公としてのヒロインとは異なっている。

尚、 適性は5段階評価による。

主人公

適性 : ☆☆☆☆  系統 : 完成,成長

ヒーロー然とした主人公像といえる。

このタイプの主人公の特徴として、 理想主義的な価値観の下、 出来る限り平和的な解決を望み、 そのために熱い情熱をエネルギー源として、 積極的に人や物事に関わっていくようなキャラクター像を思わせる。

例えばアンパンマン(それいけ!アンパンマン)など、 典型的な正義の味方タイプのキャラクターが多く、 このタイプが主人公とあだ名される所以を感じさせる。

成長系など王道タイプの主人公も場合によっては可能ではあるが、 基本的には自由奔放でやんちゃな主人公というよりは、 Fe優位なので比較的優等生的で大人っぽい主人公であることの方が多い。

王道からは逸れがちなタイプであること、 それ故に媒体(漫画・ドラマ等)を選ぶ必要に迫られる傾向にある点を踏まえ、 ☆を1つ差し引いた。

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ライバル

適性 : ☆  系統 : 親友(同級生)

E型ではあるが競争心が強い方でもなければ、 競争を楽しんだりこだわったりする方でもない。

強いて言えば、 友人同士で切磋琢磨し合うような爽やかな関係性であればさほど違和感なく成立するかもしれない。

気質として、 出来れば話し合いなど平和的な解決を望む方であるし、 ライバルというよりも周囲をまとめ上げるリーダーの位置に収まりやすい。

前項の主人公像などがそのステレオタイプといえる。

Niによって一際強いリーダーシップを有する一方、 我の強い方でもない(Fe)ため人と積極的に競り合うような関係性にはなりにくい。

このようにライバルキャラとしての基本的な資質に欠けている上、 実例・イメージ共に乏しいため☆1つの評価を挙げた。

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ヒロイン

適性 : ☆☆  系統 : 世話女房,優等生,マドンナ

Fe優位としては意外な評定かもしれない。

まずもって、 積極的ながらも落ち着きがあり(EJ型)、 尚且つ自立的な側面を持つため王道系のヒロインには向いていない。

例えば控えめでか弱く儚げな、 いわゆる主人公に守られることの多いヒロイン像とはいささか遠い。

また感情表現や愛情表現に長け、 大人っぽい落ち着きがあるタイプ(Fe-Ni)なので、 いわゆるツンデレヒロインなど不器用なヒロインとも相容れない。

ことコミュニケーション面に限れば、 当初から成熟・完成しているタイプといえる。

以上から、 ヒロインとしての資質には意外にも乏しいタイプである。

但し王道系やツンデレ系などの人々に馴染み深い属性に適性が乏しものの、 このタイプがヒロインにまるで適性がないかと言うとそうでもないため、 ☆2つの評価に落ち着いた。

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相棒

適性 : ☆  系統 : 年上

Fe優位のタイプとして、 人の世話を焼いたり補佐することは好んでいるが、 一方ではその強い自律性と視野の広さによって、 その対象が個人に留まらず全体に向かう傾向にある。

端的に言えば、 フォロワータイプというよりもリーダータイプといえる。

そもそもNJ型全般が補佐役に向いていない面があり、 このタイプに関してはE型であるため、 かなり主体的に活動するキャラクター像になりがちである。

意外にも相棒キャラには向いていないのがこのタイプといえる。

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サブキャラ

適性 : ☆☆  系統 : 年上,優等生

羅列してあるように、 ある程度の適応力を有したタイプではあるものの、 サブキャラとしてはいささかキャラ立ちしやすく、 場合によっては主人公以上に主人公的な立ち居振る舞いを行うなど、 サブキャラの範疇を逸脱することもある。

ENTJ程ではないにしろ、 比較的個性が強く出やすいタイプであり、 ある意味型に嵌ったキャラクター像に収まりがちなところがある。

そういったところを踏まえ☆2つの評価を挙げた。

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ラスボス

適性 : ☆  系統 : ???

典型的ラスボスタイプのENTJとは、 アルファベットが一文字しか違わないにも関わらずその資質に乏しいタイプとなっている。

話し合いなど人道的なアプローチを好む、 理想主義・平和主義なタイプであり、 端的に言って悪役として成立させにくい面を持つ。

そもそも全体に対する奉仕精神がその根っこにあるため(Fe-Ni)、 その時点でラスボスという概念と相反した資質の持ち主といえる。

冒頭でも述べたように、 ENTJとは一文字しか違わないにも関わらず、 このような結論に達するのは興味深いところではある。

それだけラスボスキャラとしての条件がデリケートなものであるということなのだろう。

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