[2019/10/06]

ISTJとミスタイプ

ISTJと間違いやすいタイプについて、違いや見分け方を考えていきたい。

ESTJ

同じ優位機能を有する一方、 向性が異なっており、 大よそのイメージにおいて誤認しやすい組合せであるが、 じっくり観察すれば比較的容易に判別できる。

両者とも厳格で客観的な態度が目立つ保守的なタイプであり、 とりわけ外向機能であるTeが前面に出ている場合に誤認しやすい。

但しこの組合せも向性が相違するタイプの例に漏れず、 結局はE型とI型の違いに帰結するといっていいだろう。

ESTJが組織的且つ管理的な態度・言動、 ISTJが潔癖さ・ストイックさといった形で両者の違いが表れやすい。

積極的に他者に関わるESTJと、 他者への干渉は控え目になりがちなISTJの違いともいえる。

機能面における細かい話をするならば、 ESTJの場合代替機能としてNeを有しているので、 俯瞰的な視座から物事の変化を受け入れる柔軟性があるといえる。

一方、 主機能にSi、 代替機能にFiを有するISTJの場合、 自分自身が納得出来るかどうかも重要事項の一つであり、 ある種のマイペースな一面が見受けられる。

劣等機能から考えるならば、 ESTJには自分自身を含め、 人の感情面に鈍感な側面があり、 ISTJには外界の変化を拒むか、 或いは気づきにくい面がある。

客観的で組織的な部分が共通している一方、 ゼネラリストな面のあるESTJと、 スペシャリストに徹しがちなISTJという対照的な側面を持った組合せとなっている。

なので単純に人前に出たがるかどうかという部分で判別するのも一つの手であろう。

詰まる所、 先述の通りシンプルにE型とI型の違いに帰結していく。

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ISFJ

同じ主機能を有するタイプ同士ということで、 大よその動機付けから行動パターンまでを共通している。

両者の類似点として、 特に几帳面さ・強い責任感・堅実さなどを挙げることができる。

上記のような性向を有するI型のタイプということもあり、 自分自身を追い詰めやすい側面を共通する一方、 両者の相違点はそのプロセスに表れる傾向がある。

Feを持つISFJは、 良くも悪くも他者のニーズに左右されやすい面を持っているため、 人から面倒事を押し付けられやすい、 所謂お人好しなタイプといえる。

一方Teに由来するISTJの場合、 それが仕事であれ私事であれ、 目的を果たすために客観的な立場から厳しい視線を向ける。

その視線は他者に対してもそうだが、 自分自身に対してより強く向けられており、 ストイックさや完璧主義な考えによって、 自分自身を追い詰めてしまいがちなタイプといえる。

要は他者と自分のどちらに振り回されるのかという話といってよいだろう。

従って傍目には、 人当たりの良さもあって、 周囲に頼りにされているISFJが実は悩みを抱え込んでいたり、 何事も独力で解決する強さを持っているように見えるISTJが、 人一倍脆い部分を隠し持っていたりする。

なので周囲の人間との距離間や、 単純な接点の多さといった点が判別するポイントとなるだろう。

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INTJ

主機能が異なっているものの、 共通する補助機能Teが外向機能であるため、

外観が類似している場合が多い。

客観的で毅然とした態度が前面に表れる一方、 I型としてのマイペースさや引っ込み思案さという部分が共通している。

公私問わず、 自身がやるべき事に対する責任感の強さが見受けられるものの、 同時に独力で物事を成そうとする面も持っているため、 取っ付きにくいイメージを他者に与えがちである。

主機能が相違しているにも関わらず誤認される場合が見受けられるのは、 それが内向機能且つ知覚機能であるという点が大きい。

その特徴を外部から認識しにくい上に、 知覚自体が無意識的なプロセスでもあるからだ。

この組合せを判別するポイントは、 主に組織や集団における振る舞い方に表れるといっていいだろう。

権威主義・前例主義者で、 目上の意向を重んじるISTJと、 開拓精神旺盛な個人主義者で、 目上の意向を重要視しないINTJという対照的な違いが確認できる。

ISTJにおけるTeが秩序を重んじる方向に、 INTJにおけるTeが闘争と実力行使を促す方向に作用すると言い換えてもよいだろう。

無論それぞれの動機付けの根幹を担う主機能の影響によってである。

まとめると、 同じ外向機能を持つI型であるが故に外観が似通っている、 即ち短期的な観察に限れば誤認しやすい組合せである一方、 じっくりと観察を行うことで、 その気質と言動の違いを認識することが出来る。

それでも知覚機能のみを相違するタイプであるため、 注意深く観察する必要はあるだろう。

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ISTP

全ての心理機能を相違してはいるが、 J/P軸以外が同じ指標ということもあって、 しばしば誤認される組合せとなっている。

外部から認識しやすい相違点としてISTPの自律性が挙げられ、 この組合せの相違点は上記に帰結するといってもよいだろう。

とかく何事においても自分自身の判断を優先させようとする。

INTPもそうだが、 Fi主機能のタイプと比べると、 Ti主機能のタイプは際立った自律性の持ち主といえる。

但し補助機能のSeによって、 自律的でありながら、 同時に現実に即した的確な対応を得意としている。

このあたりの特徴が、 Teの客観的且つ合理的な側面と類似しており、 即ちISTJと見紛う原因にもなっている。

またFe劣等とTe優位のI型という部分、 つまりコミュニケーションに苦手意識を持ちやすい点も類似点の一つとなっている。

両者とも無骨な、 いわゆる大抵のことにおいて口よりも行動で示すという面がよく似通っている。

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