[2019/09/28]

ESTPとミスタイプ

ESTPと間違いやすいタイプについて、違いや見分け方を考えていきたい。

ESFP

主機能が同じタイプ同士なので一見した感じや雰囲気が似ていることが多い。

イメージに加えて行動パターンも似ているが、 ものの考え方から細かい趣味趣向においては異なっている。

逸脱しがちで奔放なESTPに対して、 ある程度ルールや枠組みに重きを置き、 実はそういったものからはみ出すことの少ないESFPという違いがある。

こういった違いは、 ESTPにおいては独断(Ti)とコンセンサス(Fe)が相まって大胆さと柔軟性といった、 ある種なあなあな側面に、 ESFPにおいては個人的感情(Fi)と徹底的な客観性(Te)の組合せによって、 公私の区別に対する厳格さといったものに起因している。

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ENTP

外観が似ている場合が多く、 どちらかと言えば当人よりも他者が混同してしまうことが多い。

特に気さくで座持ちが良い一方、 無鉄砲で向こう見ずな言動において混同されがちといえる。

異なる点としては、 機敏且つ行動力がある反面視野の狭いESTPに対して、 論理的で発想力に富み口達者だが実行力に乏しい面を持つENTPという違いが挙げられる。

落着きには欠けるが、 事実ベースの判断を取るためESTPの方が行動が早く小回りが利き、 視野が広く洞察と見通しに長けているが、 その分自律的でマイペースな言動を取りがちなENTPといった所である。

外向知覚主機能延いてはP型として、 いかに状況に即した行動を取るかという点に重点が置かれている部分は共通している。

しかしながらESTPの方がその時々の細かい状況を把握し対応する意識が強く、 微妙ではあるがそのあたりを注意深く見れば判別できるだろう。

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ESTJ

即断即決型のESTJと、 見るより先に飛び込むESTPといった具合に、 行動的な部分をもって誤認する場合が多い。

気質(ST型)もさることながら上記のようなイメージに依る所も大きい。

ESTJの方により明確な主張性・一貫性・計画性が見られるため、 そのあたりを注意深く観察すれば見分けることができる。

またFeの有無に注目するのもよいだろう。

ESTJにはESTPほどの人当たりの良さや柔軟性は見られず、 よりはっきりした厳格さや客観的態度の方が目立っている。

そもそもすべての心理機能が異なっており、 そういう意味ではよく観察すれば見分けることはそれ程難しくはないはずなのだが、 やはり向性と気質を共通しているという点に依る所が大きいのかもしれない。

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ENTJ

大方の理屈はESTJと近い。

堅実で保守的なESTJと異なり、 大胆で革新的な実行力において、 ESTPの奔放且つ無鉄砲な行動力との類似が見られる。

いずれも補助機能(Ni・Ti)の自律性の強さに由来する部分が大きい。

また非常にドライな部分(Te-Se / Se-Ti)もよく似ている。

とはいえ群を抜いた行動力・実行力が両タイプの最も類似している点といえるだろう。

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ESFJ

社交的でしばしば座の中心に居る点において類似が認められる。

機能的に言えばFeに依る所が大きいかもしれない。

一方意思決定のプロセス及び結果においてはむしろ対照的な面を持っている。

コンセンサスを得るというよりも上手く周囲を巻き込むといった趣の強いESTPと、 あくまでもコンセンサスを得ることが最重要事項に据え置かれているESFJといった違いである。

ESTPがあくまでも代替機能としてFeを使う一方、 ESTPの優位機能であるTiを劣等機能として使用するESFJの差は無視できるものではないだろう。

詰まる所意思決定において根本から異なる部分があるということである。

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ISTP

どちらかといえばISTP側がESTPに寄っているパターンが多いといえる。

対応力・適応力(Se)によってFe劣等が目立たなくなることによって、 周囲に外向的な印象を与えESTPと誤認される場合が多い。

両タイプの本質的な違いとして、 ISTPの方が時間や物事をコントロールする意識が強いという点が挙げられる。

そのためISTPの方が効率を重視するロジカルな印象を周囲に与え、 ESTPはより忙しなくエネルギーを発散させる印象が見受けられるだろう。

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