[2019/10/03]

ENTJとミスタイプ

ENTJと間違いやすいタイプについて、違いや見分け方を考えていきたい。

ESTP

大胆でチャレンジングな側面において類似・誤認しやすい。

E型且つ自律性の高い補助機能(Ni・Ti)を有しているという両者の共通点に起因している。

奔放な行動力と言い換えることも出来、 とかくパワフルでエネルギッシュなイメージが強い両者。

より細かく言えば、 両者の主機能であるTeとSeにおける、 客観的事実に忠実な側面も類似点の1つといえる。

知覚(S/N)と態度(T/F)の2点が異なっていることを踏まえれば、 意外にも類似する部分が多い組合せとなっている。

一方、 組織や集団における管理力・管理法において相違点が見られる。

システマチックさ(Te)と全体観(Ni)によって、 まるで人を管理・統率するために生まれたようなタイプであるENTJと異なり、 自分自身がそうであるように、 他者を管理すること自体を好まない面を持つのがESTPである。

どちらかと言えば、 カリスマ的な求心力によって他者を扇動するやり方を好むため、 管理とはやや異なる色合いを持っている。

まとめると、 個人として着目した場合に誤認することが多く、 一方、 組織・集団においてリーダーなど特殊な立ち位置にいる場合はその違いの方が際立つことが多い。

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ENTP

大よその理屈はESTPの場合と同様で、 大胆で挑戦的な側面が類似している。

自律性の高い補助機能(Ni・Ti)を有するE型という部分ではESTPのケースと同様だが、 ENTPの場合、 それに加え主機能のNeにも強い自律性が認められる。

そのため個としての主張が強く、 特にそういった部分でENTJと類似している。

一方、 今回の組合せにおける違いはそれぞれの主機能に依る所が大きい。

物事に対する基準・方法が自由且つ多面的で、 既存の価値観に囚われない根っからの自由人であるENTPと、 物事の基準・方法が明快且つ明確で、 既存の価値観とそれによる社会的評価に重きを置くENTJの違いがある。

外観においては、 より奔放で博打的な印象の強いENTPと、 ENTPと同様にチャレンジングではあるものの、 着実に結果を積み上げていく側面も見受けられるENTJの違いを確認できる。

まとめると、 危うさと同時に破壊力を有する(Ne-Ti)ENTP、 大胆ながらもシビアな(Te-Ni)ENTJといった違いが見受けられる。

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ESTJ

主機能が共通しているので外観が似通っている。

自己主張が強く、 勝気で厳格な態度・振る舞いが目立ち、 また決断的で結果にシビアなリーダータイプという点も大きな共通点といえる。

冒頭で述べた通り外観が類似しており、 内面性を見極める難しさが特徴的な組合せとなっている。

保守的・従属的な権威主義者であるESTJと、 革新的・自律的な個人主義者のENTJという違いはあるが、 両者を短期間で判別するのは容易ではないだろう。

とは言え相応の期間を掛ければ、 ESTJに特徴的な、 上下関係を始めとした集団内の秩序を遵守する態度を確認することが出来るだろう。

ENTJの方がいかなる場合においても個を主張する態度が目立ち、 そのあたりに着目すれば判別はさほど困難でもない。

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INTJ

強い自律性や実力主義・結果至上主義的な価値観において類似している。

優位機能を共通する(Te・Ni)組合せなので、 外観よりも内観における類似が認められる。

従って他者よりも当人が誤認する場合が多いだろう。

実際両者の違いは他者からすれば比較的容易に見分けられる。

確かに理論派の個人主義者という点で共通しているが、 声の大きさ・押しの強さ・自己主張の強さという点においてENTJの存在感が際立っている。

逆にINTJには上記のような主張の強さが見受けられない一方、 より個として集団から遊離しており、 自律的でマイペースな態度や言動が際立っている。

機能的に言えば、 外向機能Teが他者の目には確認しやすい所ではある。

しかしながら、 INTJにおいてはTeが優位機能であると同時にSeを劣等機能として有しているため、 現状や状況の変化を軽んじ、 あくまでも自身の計画や理想を貫く態度が目立つ。

そのあたりから、 結果が最優先事項であり(Te主機能)、 計画や理想においても実現性や再現性を考慮にいれる(代替Se)ENTJとの違いを確認することが出来る。

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ISTP

判断機能以外すべて真逆の指標を持つタイプ同士であるにも関わらず、 意外にも誤認が発生する組合せとなっている。

さらに言えば、 ISTPが志向するのはTiであり、 唯一の共通指標も機能の観点で見れば異なっている。

しかしそこにこそこの組合せを誤認してしまう原因があるといえるだろう。

その1つが際立った自律性についてである。

両者はこの時点で、 既にその個人主義的側面において類似しているのだ。

またISTPにおける補助機能Seもポイントの1つで、 独自の思考(Ti)はあくまでも実務的な観点において活用される必要がある。

つまり現実に即した判断に優れる個人主義者という点においても、 両者はかなり似通った面を持っているわけである。

シンプルに、 客観的事実をシビアに追求するという、 SeとTeの特性の類似点に起因している面もあるだろう。

とはいえ管理能力・志向という点においては対照的な組合せなので、 組織・集団内においてはあまり見紛うことはない。

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