[2019/10/04]

ESFJとミスタイプ

ESFJと間違いやすいタイプについて、違いや見分け方を考えていきたい。

ESTP

社交的で気さくな部分が似通っている。

両者共とりわけ人間関係を取り持つ役目を担うことが多いし、 また得意でもある。

ESFJにおいては無論Feに依る所が大きく、 ESTPについても、 代替機能Feの影響に依る所はあるものの、 ポイントはむしろ主機能のSeの方であるだろう。

Seが人間関係におけるパワーバランスに目聡く反応するため、 当意即妙なコミュニケーションを実現させている。

またFe由来の部分、 即ち人間関係のコントロールが得意な点において類似している。

とは言っても、 真逆の優位機能を有する(Fe・Ti)タイプ同士ではあるため、 対照的な側面も相応に目立つ組合せでもある。

例えばESTPには、 周囲から浮き上がってでも自分自身を中心に据えて物事を進めたがる傾向があるが、 これはESFJにはあまり見られない特徴といえる。

何故なら、 人間関係において調和が保たれている状態を好むタイプであるからだ。

E型として積極的に前に出るが、 さりとて人々の和を乱すことは是が非でも避けたいといった所だろうか。

従って、 座持ちが良いという点で類似してはいるが、 コミュニケーションの取り方において対照的な面を有する組合せとなっている。

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ESTJ

社会や世間の目を強く意識しているという点でよく似通っている組合せとなる。

言動・生活、 延いては人生において模範的であろうとする意識の強いタイプといえる。

上記を機能面から捉えるならば、 既に認められている価値観・枠組みに基づく判断(Fe・Te)と、 経験・慣習・権威等に基づく現状認識(Si)に起因する性向といった所。

また人間関係においても積極的に前に出るタイプで、 しばしば管理的に振舞う側面も似通っている(EJ型)。

一方主機能が異なっているため、 動機付け及び目指すべき結論においては異なった面を見せる。

他者の心情や意見を拾い上げ、 その先にコンセンサスを求めるESFJと、 自分であれ他者であれ、 個人的な心情や意見を排除し、 明確な指標に基づく客観的・普遍的価値を高めることに重きを置くESTJといった違いがある。

要するに価値付けにおける、 人間性に重きを置くか否かの違いということである。

たとえそのプロセスにおいて無機的な物差しを採用したとしても、 スタートとゴールが有機的でなければならないとするのがESFJの価値観及び動機付けであり、 つまりは人間ありきの考え方ともいえる。

あくまでもシステマチックな秩序が成立してこそ、 人間の幸福が保障されると考えがちなESTJとはその部分で対照的といえる。

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ENFJ

同じ主機能を持つタイプ同士なので外観が似通っている。

コミュニケーションの名手で、 人の輪の中でこそ力を発揮できるタイプといえる。

両者の相違点は集団におけるスタンスの違いにあり、 ENFJの方がより自発的・能動的にコミュニケーションを図ろうとする。

現状認識において、 自身の中から湧き起こるイメージや理想に重きを置いた結果といえる。

上記の点において、 既成事実に基づくことで相対的に受動的なコミュニケーションが多くなりがちなESFJとの相違が見られる。

「相対的に」というのは無論ENFJと比較した場合においてのことであり、 主機能FeのE型として、 自分から積極的にコミュニケーションを図るのを基本とするという点ではESFJも充分に能動的なタイプである。

現状に左右される分、 ESFJの方が一見して受け身に「見える」というのが正確かもしれない。

他者のニーズが直接の動機付けになる(Fe)という点では、 本来的に言えばENFJもまた受け身であるからだ。

ENFJの方が個として浮き上がりやすい分、 ある種能動的な印象を与えている部分はあるだろう。

実際にも熱心に人々を先導する役目を買って出るリーダータイプで、 集団内の一員として周囲のサポート役に徹することを好むESFJとは対照的といえる。

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ISFJ

同じ優位機能を持っているというのもあるが、 外向機能としてのFeに依る所が大きい。

外向機能の中でも人間関係にダイレクトに関わる機能であるため、 コミュニケーションに対する積極性においてE型と誤認される場合がある。

とは言っても向性の違いは大きく、 控えめで受動的な態度などから比較的容易に判別することが出来る。

敢えて言えばISFJの方がI型である分、 普段からは予想出来ない言動や態度を取ることがある。

例えば代替機能Tiの影響により、 普段の人当たりの良さとは打って変わり、 強引で対決的な態度を示したりするなどが考えられる。

まあ例によってE型とI型のタイプ全般における普遍的な違いの範疇の話ともいえるが。

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