[2019/10/13]
INFPとミスタイプ
INFPと間違いやすいタイプについて、違いや見分け方を考えていきたい。
ENFP
同じ優位機能を持っているが、 向性が異なるタイプ同士。
例によって外観が似通っていると言いたい所だが、 この組合せにおいてはその限りではない。
外観よりもむしろ内観、 つまり本人が誤認する場合の方が多いと思われる。
IS型に比べ、 IN型の方がより明確にその内向性が表出しやすい。
即ち他者からI型であることを容易に認識できるのがIN型の特徴といえる。
よって他者からINFPとENFPが誤認されることは比較的少ない。
またシンプルにE型とI型の性質の違いも周囲に認識されやすい。
ENFPの方がより活発で人や物事に積極的に関わるため、 言動からその性質を理解しやすい。
独特でマイペースな側面を持っているINFPとはまさに対照的といえる。
INFJ
態度(J/P)以外の指標が同じである一方、 心理機能は全て異なっているという組合せ。
従って、 一見して見紛うことがあるものの、 その内面はまさしく似て非なるものであるといえる。
多面的視座によって個人の価値基準を尊重するINFPに対して、 コンセンサスを意識しながらも理想を突き進もうとするINFJといったように、 その本質は異なっている。
つまり、 IN型として共にマイペースな性向の持ち主ではあるものの、 片や個を重んじるが故にマイペースさが際立つタイプ、 もう一方は全体の最適化のために周囲に関わっていくタイプという対照的な側面を持っているタイプ同士なのである。
上記の違いはその言動に表れるため、 判別に際してはその点に留意すればよいだろう。
逆にこの組合せにおいて共通点らしい共通点はあまりないといった方がよいかもしれない。
同じNF型として理想主義的な気質が共通しているといえばそうだが、 先述した通りその違いが比較的明確に言動に表れるため、 実際には似通った印象を与えることは少ないといえる。
冒頭でも述べたように、 知り合って間もない場合ならともかくとして、 知れば知る程にその違いが浮き彫りになっていくであろう組合せとなっている。
INTP
主機能が異なっているものの、 同じ外向機能を持っているため、 誤認されることの多い組合せ。
主にマイペースさや独特な一面によって誤認されることが多い。
この組合せは他者のみならず、 当人も誤認してしまうことが多くある。
というのも、 感情と思考という点では相反しているが、 内向機能であるため、 その違いが表出しにくい面があり、 当の本人も自分自身の本質を認識しにくい部分があるのだ。
その違いをアウトプットから見極めようとした所で、 Neを通して外界と接続することが多いため、 むしろ違いよりも類似点の方が際立ってしまう。
強いて両者を判別するポイントを挙げるならば、 物事の判断における理由付けが明確であるかどうかという点だろう。
無論、 思考優位のINTPの方がより明確な理由付けを行うタイプといえる。
以上のように、 この組合せを見極めるに際しては、 概念的な部分を意識する必要が生じてくる。
ISFP
この組合せにおける類似点と相違点に関しては可もなく不可もなくといった所であろう。
Fi主機能のマイペースな側面によって誤認する場合もある一方、 外向機能が目立った場合はむしろその違いの方がより際立つことになる。
あえて言えば短期的に誤認されることが多い組合せといえる。
Se優位のISFPは現実主義者でもあるため、 計画性に乏しくとも現実に上手く馴染めるタイプでもある。
あくまでも自身の価値基準を貫きたがる、 ある種の我の強さを有したINFPとは上記の点において異なっている。
Neが現実に適応することよりも、 自身の内面性を肯定することを優先させてしまうからである。
N型全般が有する自律性の話でもあり、 判別に当たって、 最終的にはS型とN型の違いに帰結していく組合せとなっている。
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