[2019/10/09]

INFJとミスタイプ

INFJと間違いやすいタイプについて、違いや見分け方を考えていきたい。

ENFJ

同じ優位機能を有する一方、 向性が異なるタイプ同士なので、 外向機能の影響によって誤認することが多い。

とりわけINFJのFeが前面に出た場合にその傾向が見られる。

無論外向機能が他者から認識及び理解されやすいからである。

ただしこの組合せの場合、 比較的内向機能Niの影響も見受けられやすいといえる。

なぜならNiの持つ自律的で理想主義的な性向が、 組織や集団内でリーダーシップとして発揮されるからだ。

NiとFeの合わせ技により、 しばしば人の輪の中心に居ることが多く、 それが両タイプの共通点となっている。

一方この組合せの相違点はシンプルにE型とI型の違いに帰結する。

ENFJの方が他者や状況に迎合し、 INFJは逆に独自性が強められる。

敢えて言えば両者の自律性にその差が表れやすいといえるだろう。

主機能にFe、 代替機能にSeがあるENFJの場合、 何よりも周囲の同意や調和が得られることが第一であるし、 Seの影響によって現状を踏まえた言動も目立つ。

対するINFJは、 何よりもNiがもたらす理想やビジョンに忠実であろうとするし、 Tiの独自思考によってその自律性は益々強まっていく。

従ってこの組合せの場合、 じっくりと観察を行えば判別はそう難しくないと思われる。

逆に短期間においては見紛うケースも散見されると思われる。

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INTJ

同じ主機能を有しているものの、 内向機能でもあるため、 外向機能が主張的である場合はむしろ誤認することは少なくなる。

人とののつながりに価値を見出すFeと、 そういったものが直接的な動機になり得ないTeの違いを認識しやすいためだ。

特に両者ともNiを志向するため、 上記の性向がその言動に露骨に表れやすい面もある。

従ってこの組合せの場合、 内向機能が強く働いている時に誤認しやすくなるといえる。

とりわけINFJにおけるTiの作用が強まった場合においてその傾向が見受けられる。

誤認するかどうかがINFJにおけるTi次第である理由は、 両者の共通項が主機能のNiであるからだ。

即ち自律的で理想主義的な側面が強まった時に誤認しやすくなり、 そのきっかけとしてINFJにおけるTiの影響が大きいという理屈になる。

その場合は当然ながら微妙な違いを捉える必要が生じるだろう。

判別するポイントとしては組織性の有無が挙げられる。

類似しているとはいえTeとTiの違いは大きく、 例えば組織活動はTeの範疇であるし得意分野である。

その点Tiは独自で動きたがる面が強いし、 Feにしてもシステマチックな動き方を好む方ではない。

周囲の人間の感情(Fe)と、 INFJ自身の理想や信念(Ni-Ti)に基づくカリスマ的な求心力こそが、 INFJにおけるリーダーシップの源泉であり本質となる。

上記のような、 言わば信者と教祖のような支配構造はINTJには見受けられない。

INTJが本領を発揮するのは明確な指揮系統や利害関係に基づく組織活動であるからだ。

先述したように微妙な違いを見極める必要があり、 判別には相応の時間を要する組合せといえる。

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INFP

態度(J/P)以外の指標は同じだが、 全ての心理機能が異なっているという組合せ。

そのため本人と他者のいずれも誤認しがちな組合せであるのだが、 実態がまるで異なったタイプ同士であるといっていいだろう。

特にINFJにおけるFeと、 INFPにおけるFi・Neの違いが特徴的といえる。

Niを主機能に持つINFJにとって重要なのは自身の理想やイメージであるが、 それらは周囲や世間の人々の同意や共感が得られるものであるべきという考えも持ち合わせている。

対するINFPの主機能はFiであるため、 重要なのは自身の価値観であり、 それを周囲の状況と照らし合わせたり、 多面的で自由な視座や解釈によっていかに洗練させ、 社会と上手く接続していくかという考えを持っている。

一言で言えば、 奉仕精神に富んだINFJと自由な精神に恵まれたINFPの違いともいえる。

一方、 他者から認識できる両タイプの違いとして、 集団内における上下関係の有無が挙げられる。

奉仕精神に溢れるINFJではあるが、 その中心軸には自身の理想やビジョンが据え置かれている。

なので必然的に周囲や世間の人間をINFJ個人がリードしていくような関係性が生じる、 即ちそこに上下関係が同時に発生する。

そしてこれは、 個人の自由と平等を標榜するINFPとは対照的なアプローチといえる。

たしかにINFJは平等博愛精神に富んだタイプではあるが、 同時にそれを果たすプロセスにおいて生じる実質的な上下関係に関して肯定的なタイプでもあるのだ。

今回も例に漏れず、 大まかに言えばJ型とP型の違いに帰結するパターンといっていいだろう。

やはりJ型のINFJの方が目的意識が明確であるが故に、 半ば必然的に組織的な動き方を取りがちであるし、 一方のINFPもまたP型らしく、 個人の裁量を尊重する意識が明快なタイプとなっている。

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