[2019/09/14]
ENTPとサジェストワード
今回はENTPのサジェストワードについて考えていきたい。
サジェストワードとは、
GoogleやYahooの検索ボックスに検索ワードを入力した際に、
自動表示される検索候補となるキーワードのことを言う。
尚、
おおよそ2019年7月時点のサジェストワードから抜粋している。
「カリスマ」
様々な理由があると思われる。
例えば前例のない物事に果敢に挑戦する(Ne主・Si劣等)人物がカリスマとして支持されやすいのは確かだろう。
また物事を多角的に捉えることですばやく本質を把握し洞察を得ており、
いわゆる一を聞いて十を知るような理解の早さもそういった魅力の一つといえる。
カリスマ性という点ではESTPと似ている部分がある。
即ち補助機能にTi、
代替機能にFeを持つE型としての共通点のことで、
社交的な外向型でありながら内々感を有している部分(Ti-Fe)が共通している。
「ギフテッド」
ギフテッドとは天才児のようなもので、
常に多様な知的刺激を求め、
自分好みの学習方法で興味のある分野を極めて深く掘り下げて探求する傾向にある。
例えば上記のような資質は(Ne-Ti)の組み合わせの妙によって生じる探求心と似ている。
この2機能の組み合わせによって、
洞察力と知的好奇心に富んでいるのがこのタイプの特徴でもある。
またギッフテッドの特徴からは強い自主性を窺うことが出来、
これはN型の持つ強い自律性と似ている。
「変人」
良くも悪くも型破りで既成概念に囚われない気質の持ち主であり、
即ちNeが優位であることが大きいか。
またTiが加わることでその特徴がより強調されている。
NeとTiの組み合わせによって生じる強い自律性が周囲からの理解を遠ざけている部分がある。
「負け犬」
この場合社会的な意味と抽象的な意味の2つがあると思われる。
前者の場合、
例えば(Ne-Ti)による社会的地位との縁遠さや、
既存のレールをはみ出して遠回りしがちな面(Si劣等)などが挙げられる。
特にTiについては独自のやり方にこだわり、
組織との折り合いを悪くする原因にもなり得る。
加えてステイタス意識に乏しい面もある。
一方後者(抽象的な意味)の場合、
常識や既成概念とは大きく異なる行動を取ることでコミュニティから外れることの喩えともいえる。
大よその理屈については社会的な意味と同じである。
「嫌われる」
理屈は「負け犬」のものと近い。
人と違うこと(Ne-Ti)や、
ストレート且つ強い自己主張をしがち(ET型)な面に起因していることが多い。
俗に言う出る杭は打たれるというやつで、
とりわけ日本社会とは相性が悪い面が多いと言わざるを得ない。
「生きづらい」
E型であるにも関わらずこのサジェストが生じたのは興味深い。
やはりN型であることは大きい。
目先の事をはじめ、
身近で現実的な物事によって動機付けされにくい面を持っている。
要するに自律的でマイペースな気質が生きづらさにつながっているということだと思われる。
「トリックスター」
既存の価値観や常識に囚われない破天荒さをもってこのように評されていると思われる。
文化や習慣など概念的な部分まで広く物事を捉え、
影響を与えようとする気質(Ne主機能)、
さらにそれらを客体として扱う(T型)といった特徴が、
革命やカオスを導いて楽しむトリックスターのイメージと合致しているということだろう。
「マッドサイエンティスト」
(Ne-Ti)による仮説検証欲求に由来したニックネームだと思われる。
Ne主機能による豊富なアイデアや好奇心を軸とし、
倫理よりも仮説検証欲求の方を優先する気質(T型)がマッドサイエンティストの定義・イメージを思わせている。
「アスぺ」
ASDの記事でも解説したがNT型であることが主な理由の1つで、
人の細かい心の動きに気づきにくい面を持っている。
加えてTiが優位なので、
内省する際に思考することで、
自分自身も含めて人の感情の変化に気づきにくい面も有している。
社交的で気さくなイメージに反し、
コミュニケーションに難を抱えがちなタイプともいえる。
「メンタル」
恐らくメンタルの強さについてのサジェストワードであろうか。 ストレートな自己主張を得意としている(ET型)部分や、 奔放で楽天的(EP型)な部分などは確かにメンタルが強いイメージを生じさせるかもしれない。