[2019/07/20]

[ISTP] 優勢機能に依存した場合

- 知覚・判断プロセス - (主機能Ti/補助機能Se)

Tiによる判断が基本軸となる。 思考機能なので情報を分析し、 因果関係から物事の判断を行う。
 内向機能なので、 規則や常識といった外的規範・体系の干渉を受け付けず、 主観的な立場から思考する。 Niと並び、 非常に高い自律性を有する。
 Tiによる判断はSeによって検証される。 感覚機能なので具体的な事実に焦点を当てる。 外向機能なので客観的事実を平等に扱い、 柔軟型の気質によってその時々の状況に沿った対応を取ろうとする。
 細やかな現状認識と臨機応変さに富んでおり、 Tiによる判断を個別レベルに落とし込む役目を持っている。 ここまでがISTPにおける知覚・判断プロセスの基本となる。

- 知覚・判断プロセス - (代替機能Ni)

直観機能なので対象の全体像や本質にフォーカスする。 内向機能でもあるため、 自身の中における無意識下に蓄積された情報を統合し、 特定のイメージや法則に収束させる。
 周りを当てにしない、 非常に高い自律性を有している。

抜群の問題解決能力

何が起きても動じず、 尚且つ迅速に問題を解決に導こうとする。
 一つは外向機能としてSeを使用していることが大きい。 状況やその変化を瞬時に捉え、 それに即した動きを取るといった意識が基本にあり、 いわゆる臨機応変な対応を得意としている。
 その前提にはTiによる論理的な判断が常に存在しており、 これにより状況を冷静に分析し効率的に事態を処理しようとする。 このTiとSeの合わせ技によって精密且つ迅速な問題解決を実現している。
 問題解決の観点においてはその大胆さと決断力も特筆すべきだろう。 主機能のTiは先に述べたような単なる効率的な問題処理を促すだけの機能ではない。 その本質として強い自律性に注目すべきといえる。
 人間関係やその構築において不利に働きがちなこの機能は、 とりわけ有事の際の問題解決において、 その周囲を当てにしない判断力がしばしば肯定的に働くことになる。
 このように、 何が起きても動じないような抜群の問題解決能力がISTPの魅力の一つといえる。

エネルギーのコントロール

一方ではその資質による副作用も存在しており、 例えば自身のエネルギーを消耗してしまうことなどがそうである。
 I型なので内省にエネルギーを使うことを好んでいる。 Tiなのでそのエネルギーは明確な目的の元、 効率的に運用される必要がある。
 一方Seを外向機能に有するため、 目下の課題や状況に対応する形で外界に向けてエネルギーを消費する。 つまり外界の状況に振り回されるほど、 或はSeに依存してしまうことによって、 本来内省に向けられるはずのエネルギーまで消耗することになる。

長期的視点と計画性

上記のような問題は意識を現在に向けることによって起きてしまう副作用であり、 広い視野や計画性を有することでそれをフォローする必要がある。 そういった視点が結局の所、 効率的なエネルギーの運用の一助になるからである。

~ まとめ ~

内向判断主機能のタイプにとって、 如何にその判断を研ぎ澄ませられるかがテーマと言える。
 TiとSeを持つISTPにおいては、 自律的かつ効率的に現実の問題に対処することがメインテーマとなる。 いわゆる実務的な性格のタイプであり、 それ故現実を広い視野で捉えたり長期的な視点から事に当たることが疎かになってしまう。
 そのため代替機能のNiに意識を向けることによってそういった側面をカバーする。 つまるところ主機能Tiにおけるフィードバックの意味を有している。


category:MBTI

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