[2019/07/22]
[ISFP] 優勢機能に依存した場合
- 知覚・判断プロセス - (主機能Fi/補助機能Se)
Fiによる判断が基本軸となる。
感情機能なので価値観や人間関係の調和に重きを置いた判断を行う。
内向機能でもあるため、
他者と容易に共有できるものではなく、
あくまでも主観的な立場から心の動きに従おうとする。
いわゆる感性や好き嫌いなどを重視した判断を行う。
Fiによる判断はSeによって検証される。
感覚機能なので具体的な事実に焦点を当てる。
外向機能なので客観的事実を平等に扱い、
柔軟型の気質によってその時々の状況に沿った対応を取ろうとする。
細やかな現状認識と臨機応変さに富んでおり、
Fiによる判断を個別レベルに落とし込む役目を持っている。
ここまでがISFPにおける知覚・判断プロセスの基本となる。
- 知覚・判断プロセス - (代替機能Ni)
直観機能なので対象の全体像や本質にフォーカスする。 内向機能でもあるため、 自身の中における無意識下に蓄積された情報を統合し、 特定のイメージや法則に収束させる。 周りを当てにしない、 非常に高い自律性を有している。
ピースフルな生き上手
自分であれ他人であれ、
人の価値観というものを何よりも重視する。
Fiなのでとりわけ個人的な価値観やそれに付随する自由を尊重する。
いわゆる個性を大事にするタイプで、
地位や肩書、
能力の優劣による評価とは最も遠い心理機能となる。
上記のような資質に由来して、
対立を嫌う平和主義者でもあり、
枠組みに囚われない自由人でもある。
それでいて、
捉えている世界は現実の具体的な事象である。
よって、
マイペースでありながらも地に足の着いた部分を持っており、
そのため意外にも世間と馴染みやすい性質の持ち主といえる。
刹那的・近視眼的
マイペースながらも適応力に富んでいるのはSeの影響に依る所が大きい。
なぜなら事実ベースで物事を考えているからである。
しかしながらTeを劣等機能として持っていることによって計画性や社会性に欠けていることは否定できない。
地に足を着ける適応力があるものの、
ともすると刹那的・近視眼的な行動に偏りがちである。
視野を広げる
とはいっても一定のフレームワークの中で論理的に物事を処理することは最も苦手としていることである。
そのため視野を広げることによって上記の問題の克服の一助とすることになる。
ここで言う視野の広さとは、
時間軸についてであったり、
物事の概念や本質についての理解のことを言う。
計画性に欠けてはいても、
そういった視座の高さを有していることで思わぬフィードバックを得ることにつながっていく。
~ まとめ ~
内向判断主機能のタイプにとって、
如何にその判断を研ぎ澄ませられるかがテーマと言える。
FiとSeを持つISFPにおいては、
自身の感情や衝動を上手くコントロールすることがメインテーマとなる。
通常は優勢機能のSeによって現実に根差した価値観の形成を行っているが、
一方では物事における計画性や本質といったものを軽視してしまう傾向がある。
そのことで刹那的・近視眼的な行動や判断に傾いてしまうため、
そうならないためにも代替機能のNiによる視点が必要といえる。