[2019/07/12]
[ESTJ] 優勢機能に依存した場合
- 知覚・判断プロセス - (主機能Te/補助機能Si)
Teによって速やかに判断が行われアウトプットに移行する。
思考機能なので情報を分析し、
因果関係から物事の判断を行う。
規範型の機能でもあるため、
規則や体系に沿った思考を重視している。
外向機能なのでアウトプットを前提としており、
判断のプロセスから結果に至るまでに、
他者が容易に理解できるような明快さを有する。
Teによる判断はSiによって検証される。
感覚機能なので詳細な事実にフォーカスする。
内向機能でもあるため、
主観的な事実と目の前の現実を照らし合わせることによって、
正確に現実を把握しようとする。
主観的な事実とは習慣や経験などのことを言い、
転じて外界の物事については権威や規則といった、
長く継続したものや不変的なものに重きを置く。
Teによる判断を個別レベルに落とし込む役目を持っている。
ここまでがESTJにおける知覚・判断プロセスの基本となる。
- 知覚・判断プロセス - (代替機能Ne)
直観機能なので対象の抽象化から全体像を把握し可能性を知覚する。 外向機能でもあるため、 考えられ得る可能性は平等に扱われ、 柔軟型の気質によって状況に即したアイデアを採用する。
社会性や組織性に富む
個人的な感情を排し、
客観的な立場からなすべきことをなそうとする。
何事にも枠組み・体系・システムといったものがあり、
それに沿って物事を行うことを何よりも重視する。
そのプロセスにおいて現実を正確に把握したがり、
そうすることによって物事を上手く管理し滞りなく遂行できると考えている。
そのため人一倍社会性や組織性に富んだタイプといえる。
誤りを認めたがらない
一方、
自他共に対して誤りを認めたがらないといった側面を持つ。
主機能にTeを持つESTJはENTJと並び、
結果に対して非常に厳格な目を持っている。
なので仮に思わしくない結果に直面した時は、
人一倍反省し次なる結果に備えようとする。
しかしながらプロセスに対する意識は意外にも疎かになりがちである。
正確に言えば、
プロセスそれ自体を見直す意識が疎かだといえる。
言わば習慣や経験、
既存の知識や方法を譲らない頑固さを持っている。
このあたりは主機能にSiを持つISTJの方がより顕著に表れるが、
同じ優勢機能を持つESTJも同様の傾向を有している。
広い視野で物事を捉え柔軟に対応する
目的を遂行することや人や物事を管理する上で、
特定の事実や方法に依存することはジリ貧を招いてしまうリスクをはらんでいる。
そのため広い視野を持ち、
物事のとりわけそのプロセスにおいて改善の目を養うことが重要な鍵となる。
そのプロセスに対しては柔軟な姿勢を示すことが、
より優れたフィードバックや結果をもたらすこともある。
~ まとめ ~
外向判断機能主機能のタイプとって、
より優れた結果を出力することが最優先事項となっている。
特にTeを主機能に持つESTJにとっては、
そのプロセスにおいて如何に理に適った手法を取るかが鍵といえる。
だからこそ、
その補助をSiのみに依存することによって生じるリスクを無視することは得策とは言えず、
逆に言えばNeという代替機能に一定の価値が生じているといえる。