[2019/07/14]

[ESFJ] 優勢機能に依存した場合

- 知覚・判断プロセス - (主機能Fe/補助機能Si)

Feによって速やかに判断が行われアウトプットに移行する。 感情機能なので人間関係に与える影響や価値観に重きを置いた判断を行う。 規範型の機能でもあるため、 常識・一般論といった特定の枠組みに由来する価値観や判断を重視する。
 外向機能なので判断及びそのプロセスは他者と容易に共有することができる。 いわゆる共感性や親和性に富んだタイプである。
 Feによる判断はSiによって検証される。 感覚機能なので詳細な事実にフォーカスする。 内向機能でもあるため、 主観的な事実と目の前の現実を照らし合わせることによって、 正確に現実を把握しようとする。
 主観的な事実とは習慣や経験などのことを言い、 転じて外界の物事については権威や規則といった、 長く継続したものや不変的なものに重きを置く。 Feによる判断を個別レベルに落とし込む役目を持っている。 ここまでがESFJにおける知覚・判断プロセスの基本となる。

- 知覚・判断プロセス - (代替機能Ne)

直観機能なので対象の抽象化から全体像を把握し可能性を知覚する。 外向機能でもあるため、 考えられ得る可能性は平等に扱われ、 柔軟型の気質によって状況に即したアイデアを採用する。

抜群の社会性

外向判断主機能なので何事においても積極的に他者や世間に関わろうとする。 感情型なのでその判断や価値基準は人に由来する。 すなわちコミュニケーションに長けており、 何よりも人間関係を重視する。
 加えて人や物事の具体的で細かい部分に意識が向いており、 こまめなコミュニケーションを得意とする。 周囲の細かい動向もよく把握しており、 誰が権威者でどのような言動が歓迎されるのかといったことに注意を払い、 それを周囲に還元することによって肯定的なフィードバックが得られると考える。

全体主義の弊害

上記の通り、 所属するコミュニティ全体の利益が個人の利益に結び付くと考えているが、 その全体主義的な価値観によってもたらされる弊害もある。
 例えば自分自身を見失ってしまうことなどがそうだ。 価値観やそれに伴う意見その他諸々のことが、 所属するコミュニティに由来しているため、 自身の考えや発言を必要以上に押さえ込んでしまうきらいがある。
 動機が他者に強く由来しているFe、 細かい事実に意識を向けるSiの負の相互作用とでも言うべき影響をモロに受けてしまう。
 これは自身だけでなく他者に向けられることもある。 すなわちコミュニティに対する従属性に乏しい行為を行う人物を、 半ば無条件に攻撃対象としたり押さえ込もうとする。 いわゆる村社会的な行動原理がそこに発生している。

多用性を認める寛容さ

以上のようなネガティブな作用は、 その判断のリソースがSiに偏ることによって引き起こされた問題ともいえる。 よって代替機能Neに対する意識を高めることにより、 その判断を補強することになる。
 Neは物事を関連付けたり抽象化して捉えることによってあらゆる可能性を見出す機能で、 非常に開放的で自由度の高さを有している。
 これは事実や固定観念に囚われ、 自他ともにコミュニティの枠組みでを縛ってしまいがちなESFJにとって、 言わば人間関係におけるカンフル剤のような役目を果たしている。

~ まとめ ~

外向判断機能主機能のタイプとって、 より優れた結果を出力することが最優先事項となっている。 Feを主機能に持つESFJにとっては、 そのプロセスにおいて如何に全体に奉仕できるが重要事項となっている。
 特にSiを持つESFJにとっては、 所属するコミュニティ内の人間関係を上手く維持していくことが命題となっている。
 だからこそ、 自由さや開放性を有するNeに目を向けることがそのメンテナンスの鍵といえる。


category:MBTI

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