[2019/07/13]
[ENTJ] 優勢機能に依存した場合
- 知覚・判断プロセス - (主機能Te/補助機能Ni)
Teによって速やかに判断が行われアウトプットに移行する。
思考機能なので情報を分析し、
因果関係から物事の判断を行う。
規範型の機能でもあるため、
規則や体系に沿った思考を重視している。
外向機能なのでアウトプットを前提としており、
判断のプロセスから結果に至るまでに、
他者が容易に理解できるような明快さを有する。
Teによる判断はNiによって検証される。
直観機能なので対象の全体像や本質にフォーカスする。
内向機能でもあるため、
自身の中における無意識下に蓄積された情報を統合し、
特定のイメージや法則に収束させる。
Teによる判断を個別レベルに落とし込む役目を持っている。
ここまでがENTJにおける知覚・判断プロセスの基本となる。
- 知覚・判断プロセス - (代替機能Se)
感覚機能なので具体的な事実に焦点を当てる。 外向機能なので客観的事実を平等に扱い、 柔軟型の気質によってその時々の状況に沿った対応を取ろうとする。 細やかな現状認識と臨機応変さに富んでいる。
我慢が足りない
他のタイプに比べて我慢が足りないことがENTJの主な特徴の一つとして挙げられる。
それは第一にTeを主機能に持っていることに由来している。
合理性・効率性・客観性が何よりも優先され、
その判断・言動ともに性急で断定的な傾向を有する。
さらに補助機能Niによる視野の広さや鋭い洞察力を用いて物事を捉えており、
良くも悪くも自律的で、
基本的に自身の用意したプロセスや見通しにしか従おうとしない。
Siによって規則や権威を十二分に考慮し、
手続き指向の堅実さ、
慎重さを有するESTJとはこの点で大きく異なっている。
厳密な手順を踏むことよりも、
おおよそのポイントさえ抑えられれば良しとする。
その分だけプロセスを辿る上で、
冷徹とまで言える程の合理性を追求する。
圧倒的なリーダー性
しかしながら、
上記のような我慢が足りない態度は、
裏返せば自信や独立心の表れでもある。
そのため人を率いる立場に立った時にその資質が生きることは言うまでもない。
特に自分の上の立場の人間がいない状態でその力が如何なく発揮される。
再現性の考慮
圧倒的なリーダー性と戦略性を有するENTJにも弱点は存在する。
その一つが足元が疎かになりやすい点である。
なぜなら視野の広さや洞察力は、
細かい現状や目の前の物事に対する認識を犠牲にして成り立っているものだからだ。
つまり戦略や計画を現状と擦り合わせる努力が求められるということである。
~ まとめ ~
外向判断機能主機能のタイプとって、
より優れた結果を出力することが最優先事項となっている。
Teを主機能に持つENTJにとっては、
そのプロセスにおいて如何に理に適った手法を取るかが鍵といえる。
特にNiを持つENTJにとっては、
その戦略やビジョンの再現性を高めることが、
すなわち目的の達成率を高めることであるとえる。
SeがNiを代替する役目を持っている理由の一つがそこにあるといえるだろう。