[2019/07/15]

[ENFJ] 優勢機能に依存した場合

- 知覚・判断プロセス - (主機能Fe/補助機能Ni)

Feによって速やかに判断が行われアウトプットに移行する。 感情機能なので人間関係に与える影響や価値観に重きを置いた判断を行う。 規範型の機能でもあるため、 常識・一般論といった特定の枠組みに由来する価値観や判断を重視する。
 外向機能なので判断及びそのプロセスは他者と容易に共有することができる。 いわゆる共感性や親和性に富んだタイプである。
 Feによる判断はNiによって検証される。 直観機能のなので相性の全体像や本質にフォーカスする。 内向機能でもあるため、 自身の中における無意識下に蓄積された情報を統合し、 特定のイメージや法則に収束させる。 Feによる判断を個別レベルに落とし込む役目を持っている。 ここまでがENFJにおける知覚・判断プロセスの基本となる。

- 知覚・判断プロセス - (代替機能Se)

感覚機能なので具体的な事実に焦点を当てる。 外向機能なので客観的事実を平等に扱い、 柔軟型の気質によってその時々の状況に沿った対応を取ろうとする。 細やかな現状認識と臨機応変さに富んでいる。

抜群のコミュニケーション力

人間関係それ自体に価値を置いており、 積極的にコミュニケーションを図ろうとする。 鋭い洞察力を持ち合わせているため、 相手・状況を問わず直感的にそのニーズを把握する。 その上で、 相手の感情や全体の利益を考慮に入れたアプローチを行うため、 他者を説得することにおいては16タイプの中でも群を抜いている。

精神を疲弊する

このようにいわゆる人たらしで、 実際にも人気者であることの多いタイプであるが、 外からは気づきにくい弱点を抱えている。 すなわちその精神を知らぬ間に追い込んでしまう。
 鋭い洞察力と広い視野を持っているが故の副作用とでも言うべきだろうか。 Feによる他者由来の価値・判断基準が、 上記のようなNiの性質と絡み合うことによって、 他者の問題を自分の問題のように扱う。 平時であれば面倒見の良さやリーダーシップとして肯定的に働く資質が、 時に自身を精神面において必要以上に追い込んでしまう。
 これが悪化すると、 他者の意見や指摘を個人攻撃として捉え、 人間関係のトラブルに発展する場合もある。
 他者の具体的な動向に左右され身動きが取れなくなるESFJと、 他者の深い部分までシンクロすることで疲弊してしまうENFJという違いがある。

空回りする理想主義

人一倍コミュニケーション力やリーダー性に恵まれる一方で、 理想主義的価値観も持ち合わせている。
 FeとNiの相乗効果によって際立った説得力を有しているが、 上記の資質が裏目に出た場合、 現状とかけ離れたことを言う理想論者として評価され、 その特性が空回りすることになる。
 Tiを劣等機能として持っているため、 自身の言動における整合性や合理性が疎かになりがちなところを、 通常であれば優れた直観によってそれをカバーして周囲をまとめ上げている。
 そのためNiに依存しすぎた場合、 上記のネガティブな側面が浮き彫りになってしまうことがある。

事実や現状をシンプルに捉える

目の前の現実を細部まで把握し、 現状に沿った判断を促すことも時には必要となる。 そもそも説得力やカリスマ性に長けているので、 特にフィードバックにおいて端的に影響が現れると思われる。

~ まとめ ~

外向判断機能主機能のタイプとって、 より優れた結果を出力することが最優先事項となっている。 Feを主機能に持つENFJにとっては、 そのプロセスにおいて如何に相互理解の糧となるようなコミュニケーションを実現できるかが重要事項となっている。
 とりわけENFJはその補助機能にNiを持ってるため、 元来より相互理解に優れたタイプであるといえる。
 だからこそその能力に過信してしまうリスクも抱えており、 それを抑えるためにも代替機能であるSeに意識を向ける必要があるといえる。


category:MBTI

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