[2019/07/30]

[ESFJ] 主機能、主機能と代替機能に依存した場合

ESFJにおけるSiの役割

Feによる判断をより個別ケースに落とし込んで検証する役割を持っている。
 外向判断主機能のタイプの資質より、 他のグループ(EP型・IJ型・IP型)に比べ、 速やかな判断とアウトプットを行おうとする。
 感情機能なので世界を主体化して捉え、 価値観や人間関係の調和に基づいて判断を行う。 外向機能でもあるためその判断は客体に根拠・由来する。
 この場合の客体とは、 相手の感情・場の雰囲気・グループの意見などのことである。 世界を主体化して捉える感情型の性質と、 客体による判断に由来する外向判断型の性質が合わさることで、 人間同士のつながりや一体感といったものに重きを置いている。
 共感力に富んでおり、 自身から積極的に人にアプローチを行うコミュニケーションの名手である。
 要するに人間関係自体に価値を置いており、 それを主軸とした判断体系を持っているのがESFJというタイプといえる。
 よってESFJにおけるSiの役割とは、 詳細な事実を把握することによって、 人間関係や判断の重点を意識付けることにある。
 知覚機能として情報収集に関わり、 感覚機能なので実際に起きた出来事及びその詳細を把握しようとする。
 しかしながら内向型の感覚機能でもあるため、 そのプロセスにおいて主観的事実のフィルターを通すことになる。 即ち習慣・経験・データといったものを目の前の現実と照合し、 慎重且つ堅実な現実認識を行う。
 そうすることによって、 何をどのような手順ですべきか、 その目的やプロセスが明確化されていく。
 人間関係を重視するこのタイプであれば、 相手の反応や様子に注意したり、 対人関係の優先順位や集団の権威といったものを考慮に入れた判断を促す。

Feに依存した場合

他者の言動に左右される傾向が目立つようになる。 人の細かいアクションに注意を向けるというS型の性質を有している一方で、 Siが上手く働いていないことによって物事の優先順位に対する意識が希薄になる。
 従って、 他者の言動に一喜一憂したり、 意見や批判を個人攻撃と捉えてしまったりと、 その資質のネガティブな側面が強調されてしまう。
 また人間関係において他者との境界が曖昧になることにより、 必要以上に干渉したり問題に介入したりする。
 FeとSiによって、 グループやコミュニティの範囲や枠を把握することが、 このタイプの持ち味を発揮するためのそもそもの基本条件である。
 即ち主機能に依存することにおいて、 そのアプローチの対象が定まらないという点が最も重要な問題といえる。

FeとNeに依存した場合

他者の感情に依存したり、 問題を抱え込むことでキャパオーバーを迎えてしまう。
 本来Neによって、 物事の全体像を捉えたり多角的視点を持つことで、 通常では導き出せない解決法を得ることができるが、 一方で目に見える事実以外の部分まで知覚するため、 本来ならば意識しないような問題を取り上げてしまう。
 しかしNeの有する拡散性や奔放さは、 体系的且つ常識的な判断を重視するFeとの相性は基本的には良いとは言えない。 そのため上記のような問題が生じてしまう。
 また、 人との関係性が長続きしないといったように、 よりダイレクトな形で人間関係に対して影響を与える。
 Siが上手く働かないたため、 相手の反応やモチベーションを把握する個別最適化の意識に欠け、 ともすれば場当たり的な人間関係に終始してしまう傾向が生じる。
 しかしながらSi優位のタイプとして、 場当たり的な関係性はやはり歓迎されるものではない。
 先述したように、 グループやコミュニティに還元することが大きなモチベーションの一つであるこのタイプにとって、 人間関係それ自体の在り方は最重要事項の一つである。 即ちSiによる現実認識がこのタイプにとって必要不可欠な要素となっている。


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