[2019/09/24]

ISTPとサジェストワード

今回はISTPのサジェストワードについて考えていきたい。 サジェストワードとは、 GoogleやYahooの検索ボックスに検索ワードを入力した際に、 自動表示される検索候補となるキーワードのことを言う。
 尚、 おおよそ2019年7月時点のサジェストワードから抜粋している。

「 かっこいい / 優しい / モテる 」

「かっこいい」について、 抽象的ながらイメージ通りのサジェストとなっている。 心理機能(Ti-Se-Ni)から考えれば理解しやすいかもしれない。
 TiとSeの組み合わせによって、 何が起きても動じない冷静さを見せるタイプといえる。 即ち現実をありのままに受け入れながらも、 自律的且つ論理的な判断を下すタイプということである。
 また知識・経験を積み重ねていくことで、 予測力が向上していく(Ni)。 このようなタフさやクールさをもってかっこいいと評価が下されているのではないかと思われる。
 「優しい」について、 比較的意外なサジェストであろうか。
 むしろ先に述べたようなクールなイメージの方が強いタイプであり、 そういったイメージとのギャップから生じたサジェストか。 或は強さの中にある優しさといったような、 少々奥の深い話かもしれない。
 「モテる」について、 比較的イメージしやすいサジェストとなっている。
 「かっこいい」で述べたようなこのタイプの基本性格の影響も大きいが、 とりわけSeに依る所が大きいといえる。
 何事も現実に即した形で表現することができため、 他者の理解が得やすいのがこのタイプの特徴の一つであり、 即ちモテやすさを有している。

「 飽きっぽい / 変人 / 変わり者 / 生きづらい 」

「飽きっぽい」について、 Se延いてはP型全般の特徴といえる。 なのでこのタイプ特有の性質というわけではない。 情報に対する開放性が飽きやすさにつながっていると思われる。
 「変人」「変わり者」について、 それなりにイメージしやすいところではある。 自律的で我が道を行く部分についてのイメージだろうか。
 但しこの場合気質(ST型)というよりも、 態度(IP型)の方に起因している部分が大きく、 このタイプというよりもIP型全般に注がれるイメージといった方が適当といえる。
 「生きづらい」について、 傍から見ている限りではそういったイメージはあまりないように思えるだろう。 とはいえ心理機能から考えれば理解できると思われる。
 適応力に優れる(Se)一方、 人間関係に苦手意識を持ちやすい(劣等Fe)上、 人の言動の裏側に対しても意識がむいており(Ni)、 案外そのあたりで気苦労が絶えない部分があるのかもしれない。

「 脳筋 / 犯罪者 / クズ 」

「脳筋」について、 脳筋とは、 「脳みそが筋肉」の略語で、 単純な言動が目立つ者のことを指している。 また体育会系を揶揄する意味合いを持つ場合もある。
 行動志向の面のみに着目すれば脳筋的に思えなくもないが、 一方では自律的且つ冷徹な判断力に富んでおり、 その点では脳筋とは相反するタイプでもある。
 内向機能(Ti-Ni)に関して言えば、 むしろ知的なタイプともいえる。
 「犯罪者」について、 穏やかではないサジェストである。 単にこのタイプの犯罪者を知るためか、 或は危険を冒しいがちな性向(Ti-Se)をもって生じたあだ名といった所か。
 「クズ」について、 端的に中傷であるのに加え、 漠然としたサジェストでもある。
 先の犯罪者のように心理機能から理屈付けすることも可能ではあるが、 それはどのタイプでもそうであり、 このタイプ特有のものではない。 そもそもが漠然としたサジェストであるため当然と言えば当然ではあるが。

「 人嫌い / 冷たい / コミュ障 / 引きこもり 」

「人嫌い」について、 まずもって劣等機能Feに依る所が大きいだろう。 加えて人の言動の裏を読んでしまう面(Ni)にも起因している。
 「冷たい」について、 比較的イメージしやすいサジェストだろうか。 自律的でマイペースな側面から生じたイメージといった所か。
 「コミュ障」について、 どちらとも言い難い部分がある。
 劣等機能Feを考えれば、 コミュニケーションに苦手意識を持ちやすいタイプともいえるが、 Se優位の面に着目すれば、 コミュニケーションに苦手意識がありつつも現実的な落とし所を知っているともいえる。 結局はどの部分に焦点を当てるかといった所に依ると思われる。
 「引きこもり」について、 意外なサジェストである。 行動的で好奇心にも富んだタイプであるからだ。
 先に述べたような人嫌いな面に依るものなのか、 或は単に意外性を求めた結果生じたサジェストといった所だろうか。

「 モテない / 結婚できない 」

「モテない」について、 比較的意外にも思えるサジェスト。 先述したようなクールさや、 シンプルな魅力を考えれば意外だろう。 コミュニケーションに対する苦手意識に起因しているということだろうか。
 「結婚できない」について、 例えば自律的でマイペースな側面に依る所が大きいか、 或は何度も述べたようなコミュニケーションに関する側面に依るものなのか。

「 車 / 武装型 / スナイパー / サバイバル / オタク 」

「車」「武装型」「スナイパー」「サバイバル」について、 このタイプの興味関心についてのサジェストであると思われる。 現実主義的な性向(Se)は勿論のこと、 物の仕組みにたいする好奇心(Ti)にも依る所が大きい。
 トライ&エラー的な行動主体の性向の持ち主であるため、 これらのサジェストはいかにも適当と言えば適当なサジェスト。
 「オタク」について、 世間のイメージするアニメやアイドルを嗜好するオタクとは異なる、 一つの物事に強い関心を持つという、 本来の意味でのオタク気質はあるかもしれない。
大方の理屈は先述の車や武装型などのサジェストと同様だろう。

「 ヤンキー / 不良 / アウトロー / スリル 」

「ヤンキー」「不良」「アウトロー」について、 イメージ通りのサジェストであろう。 自律的な思考の下、 物理的な刺激を求める性向にヤンキーやアウトローとの親和性の高さがあるように思われる。
 標準的な規則ではなく、 腕力や見た目など具体的な要素によって力が査定される世界観は(Ti-Se)的ともいえるか。
 「スリル」について、 こちらもイメージ通りのサジェストとなっている。 物理体験を求める性向(Se)が過激になりがち(Ti)なタイプではある。

「 スポーツ / 筋トレ 」

何度も述べた通り、 物理的な要素を重視するタイプであり、 スポーツはその欲求を満たす端的な手段といった所だろう。
 筋トレも同様で、 このタイプの場合ストイックさが強みになることも多い。

「 アスペルガー / スキゾイド 」

「アスペルガー」について、 アスペルガーとは、 コミュニケーションにおいて偏りが見られるといった特徴を持つ発達障害の一つ。
 このタイプにおいては特に空気を読むことやしきたりを理解すること苦手としていたり、 集団で孤立してしまうなどの点において類似性が見られる。
 「スキゾイド」について、 スキゾイドとは、 社会的に孤立したり、 対人接触に対する関心の薄かったり、 感情表現にも乏しく、 何事にも興味・関心が無いように見えるような性格・特徴のことをいう。
 最後の興味・関心についての特徴を除けば、 このタイプと類似した点は多い。

「 クール / ドライ / 一匹狼 / 無関心 / ストイック 」

「クール」について、 イメージ通りのサジェストとなっている。 他人との距離感しかり、 何が来ても動じない冷静さなどクールなタイプの代表格である。
 「ドライ」について、 クールの場合と理屈は似ている。 対外的な部分もそうだが、 特に自律的で現実主義的な気質に関するイメージに焦点が当てられている。
 「一匹狼」について、 このタイプのあだ名として使われることが多い。 マイペースながらも優秀なイメージから生じたサジェストといった所だろうか。
 「無関心」について、 人間関係やしきたりなどに対する関心の低さについてのサジェストか。
 劣等機能Feに依る所は大きいが、 同じ主機能を持つINTPとは異なり、 行動的な側面があるため、 上記のように無関心さが浮き彫りになっているということかもしれない。
 「ストイック」について、 イメージ通りのサジェストだろう。
 面白いのは心理機能を単体で見れば、 特にストイックさに関係はしていないという点である。
 なので(Ti-Se)という並びに意味があると思われる。 現実に柔軟に対応する一方、 何よりも自律性を重視しており、 ストイックにならざるを得ないことが多い。 無論、 人によってそうではない場合もあるだろうが。

「 マイペース / 真面目 / 繊細 / 天然 / ミステリアス 」

「マイペース」について、 イメージ通りのサジェストである。 但しこのタイプ特有というより、 IP型・N型全般に見られる特徴といった方が適当か。
 「真面目」について、 可もなく不可もなくといった所。
 敢えて言えば真面目というより、 良くも悪くもフェアプレイ精神の強いタイプといえる。 (Ti-Fe)の平等・博愛主義の資質に由来していると思われる。
 「繊細」について、 比較的意外なサジェストではないだろうか。 対外的な面で強そうに見えるため、 ギャップを求めて生じたサジェストといった所だろうか。
 「天然」について、 意外なサジェストである。 IP型の浮世離れした側面に由来するサジェストだろうか。
 気質面(ST型)についてはむしろ天然とは遠い位置にある。
 「ミステリアス」について、 確かにギャップや多面性に富んだタイプではあるかもしれない。
 意外性に依らずとも、 クール且つマイペースな態度は、 周囲にとってミステリアスに映って然るべきといった所か。

「 どんな人 / あるある / 苦手な事 / 価値観 」

「どんな人」について、 シンプル且つストレートなサジェストである。 先にも述べたように、 S型の中でもミステリアスな部類ではあるため、 こういったサジェストが生じているのかもしれない。
 「あるある」について、 大方の理屈は「どんな人」と同様。 検索者自身がこのタイプであるという場合も充分あるだろう。
 「苦手な事」について、 人間関係以外は大抵の事を卒なくこなすイメージがあり、 意外性を求めて生じたサジェストだろうか。
 「価値観」について、 大方の理屈は「どんな人」などと同様。

「 コミュニケーション / 付き合い方 」

「コミュニケーション」について、 コミュニケーションに苦手意識を持ちがちなこのタイプならではのサジェストといった所。 本人であれ他のタイプであれ気になるポイントではあるかもしれない。
 「付き合い方」について、 大方の理屈は「コミュニケーション」と同様。

「 サラリーマン / 念能力 」

「サラリーマン」について、 適性についてのサジェストか、 或はサラリーマンとしての身のこなし方に関するものだろうか。
 「念能力」について、 念能力とは、 漫画HUNTER×HUNTERにおける特殊能力のことであると思われる。 このタイプの性格特性と、 念能力の属性との類似性・比喩に関するサジェストといった所だろうか。


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