[2019/09/12]
ESTPとサジェストワード
今回はESTPのサジェストワードについて考えていきたい。
サジェストワードとは、
GoogleやYahooの検索ボックスに検索ワードを入力した際に、
自動表示される検索候補となるキーワードのことを言う。
尚、
おおよそ2019年7月時点のサジェストワードから抜粋している。
「かっこいい」
Seに依る所が大きいといえる。
例えば体形やファッションなどルックスを始めとした、
シンプルな自己主張を軸にしやすい面などがそうで、
このタイプの場合はそれに加え、
補助機能と代替機能によって、
自立的なクールさ(Ti)と親しみやすさ(Fe)のバランスの妙がその魅力を形作っている。
またルックスの他、
身体能力や権力といった具体的な力を使いこなすことも得意としている。
シンプルさやパワーバランスにおいて巧みに訴えかけるタイプであり、
それがかっこいいという評価やイメージを生み出している大きな理由と思われる。
「モテる」
華やかで社交的なイメージからこのサジェストが生じたのだろうか。
このタイプの持つモテる要素として空気を読むのが得意(Se-Fe)というものがある。
その場のノリや温度感を細かく察知しながら(Se)、
周囲に受け入れられやすい形で表現できる(Fe)。
上記ではSeとFeの特性を分けて説明してあるが、
この2機能は両方とも得意としている。
Seの持つシンプルさは周囲に理解されやすいし、
Feは常に人間関係に注意を払っている。
要はこの2機能間で相乗効果が発生している。
また前項と同様、
明快な魅力を軸にしたクールさと親しみやすさのさじ加減もモテる要素の1つといえる。
「うるさい」
落ち着きがなく騒々しいイメージからこのサジェストが生じたと思われる。
実際上記のような言い回しでタイプ説明をされることも多い。
(Se-Ti-Fe)という心理機能の組み合わせ上、
半ば必然的に座の中心に居座って多弁に振る舞うことが多くなる。
第一に身近な人間関係や物事に関心が向けられ、
自ら積極的に働きかけようとする(主機能Se)。
加えて上下関係やパワーバランスの基準を個人に帰結させるため(Ti)、
結果として自分を中心として場を回すような立ち位置に収まりやすい。
そしてそういったコミュニティを上手く維持するため、
上手くコンセンサスを取り入れながら物事を進めていこうとする(Fe)。
グループリーダーやガキ大将と評される理由は上記の資質に由来している。
しばしば人の輪の中心に居るタイプであるため、
うるさいイメージが生じていると思われる。
「怖い」
外向的で「今」に意識が集中することによって生じる、
ギラギラとしたイメージによって連想されたのだろうか。
或は具体的な力に訴えかけることを好む気質(Se-Ti)が、
他者に警戒を促す要因となっているということかもしれない。
いずれにしろ回りくどいプロセスを嫌い、
良くも悪くもストレートなやり方を好む側面が、
知らず知らずのうちに周囲に圧を与えていることは想像に難くない。
「ヤンキー」
陽気で気さくな一方、
派手で暴力的なイメージもあり、
そのあたりから連想されたワードであるか。
奔放な気質(EP型)と武骨な気質(ST型)からは確かに不良を連想させられやすい面はあるだろう。
実際ヤンキーものの漫画や映画でしばしば登場しているタイプでもある。
また腕力・服装・威圧感など、
身体的且つ具体的なアプローチを好む気質であり、
心理機能(Se優位)の観点からもヤンキー的な要素を見ることができる。