[2019/09/16]
ESTJとサジェストワード
今回はESTJのサジェストワードについて考えていきたい。
サジェストワードとは、
GoogleやYahooの検索ボックスに検索ワードを入力した際に、
自動表示される検索候補となるキーワードのことを言う。
尚、
おおよそ2019年7月時点のサジェストワードから抜粋している。
「モテる」
第一の理由として、
日の当たる場所に居ることが多い点(主機能Te)が考えられる。
そうすることで、
他者との差別化が図られ、
その優秀性が周囲に広く認識される。
或は注目を浴びることによって、
周囲から支持されやすくなったり、
人との交流の機会が増えるといったことも挙げられる。
いわゆるステイタスの面において有利なタイプといえる。
S型の面もリーダー性や決断力(Te優位)と相まって、
面倒見の良さや頼りがいという形で表現され、
人を惹きつける要素になり得る。
いずれにしろ社交的(E型)で地に足が着いて(S型)おり、
気さくで親しみやすい性格・イメージの持ち主であるため、
そういった意味では生じるべくして生じたサジェストともいえる。
「 うざい / うるさい 」
うざい・うるさいというワードからは、
多弁さや自己主張の強さといった性質を窺うことができる。
このタイプにおいては、
E型である点や、
Teを主機能として持っていることがそれらに関係している。
E型として、
自ら進んで人と関わり、
実際にも気さくで多弁であることが多い。
E型全般が前に出ていく性向を持っているため、
特段このタイプ独自の傾向というわけでもないが。
主機能にTeを持つこのタイプは、
自身の立場を客観視し明快な自己主張を得意としている一方、
人の心の動きに気づきにくく、
人間関係における多少の軋轢・衝突を気に留めないといった側面も持っている。
上記のような性向によって、
しばしば強い自己主張をしがちなのがこのタイプの主な特徴の一つといえる。
そのため敵を作りやすく、
そういった面が延いてはサジェストのようなうざい・うるさいといった評価を誘発している部分がある。
「 怖い / パワハラ 」
「怖い」というサジェストワードについては、
Teを主機能に持っていることに起因している所が大きい。
Teは本来客観的で理に適った判断を行う機能であるわけだが、
主機能且つ外向機能として持っていることで、
その特徴が前面に強く押し出されている。
また主機能としてTeを持つということは、
逆に言えばFiを劣等機能として持っていることでもある。
即ち感情を切り離した判断が目立ち、
そういった点が他者からの思わぬ評価を生み出す原因になることもままある。
要するに厳格・冷徹な側面が目立ってしまい、
周囲から恐れられやすい面があるということである。
「パワハラ」というサジェストワードについて、
両優位機能に依る所が大きい。
Te優位の側面として、
客観的な立場による力の行使が行き過ぎる場合があり、
Si優位の側面としては権威や上下関係に囚われすぎてしまう場合がある。
従って両機能が負の相乗効果を生み出した場合に、
権威や上下関係に対する偏った思考を基に権力を濫用する、
俗に言うパワハラを働いてしまうということだと思われる。