[2019/06/14]

ISTJ -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Si:事実を正確に把握、規則・手順・経験を留意
  ↓
Te:外的規範・事実に基づき整理・分析
  or
Fi:個人的価値観によって価値付け
  
Ne:視野狭窄、未来への不安、可能性の否定


[解説] 知覚・判断のプロセス

主機能Siによって情報を認めるところからスタートする。
 感覚機能なので事実の詳細を正確に把握しようとする。 内向機能でもあるため過去のデータや経験と目の前の事象とを照合する。
 そうすることで、 どこに注目すべきで、 なにをするべきかが想起される。 この集中的で慎重な側面は規範型の気質にも由来している。
 何事もSiによって情報を知覚することから始まり、 それがISTJの行動原理の基本軸となる。
 Siによって認知された情報はTeによって検証が行われる。
 思考機能なので対象や状況と距離を置いて事実の整理・分析・検討を行う。 規範型の外向機能でもあるため、 そのプロセスにおいて体系や規範など標準的なフィルターを通し、 客観的な立場からジャッジを行う。
 故にその判断について、 容易に他者の理解を得られるような明快さを有する。
 以上がISTJにおける知覚・判断のプロセスの基本的な流れとなる。
 Teによる検証が有効でないとされた場合、 それを代替する形でSiを補助する機能がFiである。
 感情機能なので価値観や人間関係の調和に重きを置く。 内向機能でもあるため個人的な価値観・動機・立場から判断を行う。
 責務や公共性に関わるTeとは対照的に、 非常にプライベート性が強い機能となっている。
 まとめると、 対象や状況の詳細な事実を把握することによってすべきことを見出す。 そういった認識について客観性や論理性によって根拠付け判断を行う。
 一方では、 個人的な価値観による判断、 或はそれらを動機により主観的な立場から物事にアプローチを行う。


劣等機能Neの影響

Neを劣等機能として持つことにより、 例えば予想外の出来事や変化に対応することが不得意になる。
 Neは物事の関連性や本質を捉えることで全体像や可能性を把握し、 それにより自ずから未来を予測させる。
 対するSiは、 習慣や経験など自身の内面や身の回りにある事実から地続きに延びていく未来を想定する傾向にある。 あくまでも過去や目の前の現実そのものを重視する。
 慎重で保守的な気質の持ち主としては一見意外な部分として、 そもそも未来を予測して動くということを好まない側面がある。
 なぜならNe劣等の影響で、 大抵の場合未来を悲観的に捉えてしまうからである。
 詳細な事実を把握することは得意だが、 その分だけ大局観が疎かになるという、 言わば副作用が働いている。
 また予想外の出来事を苦手とすると同時に、 手段が目的化しやすいという特徴を有する。
 アクシデントに対応することよりも予め決められた手順の通りに物事を行うことを優先させる。
 ほか、 内向感覚主機能より、 事実の一側面にこだわるため、 自分自身を追い詰めやすい傾向がある。
 さらに補助機能Teが加わることで、 自他ともに対して例外を認めない態度を取りやすくなり、 上記の傾向に益々拍車を掛けることになる。


category:MBTI

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