[2019/06/20]

ISFP -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Fi:個人的価値観によって価値付け
  ↓
Se:事実をありのまま満遍なく把握
  or
Ni:俯瞰による法則の把握、長期的視点
  
Te:外的規範・事実に基づく客観的視点の欠如


[解説] 知覚・判断のプロセス

Fiによって物事を判断することからスタートする。
 感情機能なので個人の価値観や人間関係の調和に重きを置く。 内向機能でもあるため判断基準は主観に基づいている。
 枠にはめられることを嫌い、 自身の感性や好き嫌いに従って人や物事を判断することを好む。
 またそういった感情面について、 他者に対しても自身と同じように配慮を心がける。
 内向機能且つ判断機能ということで、 積極的に外に働きかける機能ではないものの、 自身の中で価値基準が明確に存在している。
 Fiによる価値判断がISFPの行動原理の主軸となっている。
 Fiによる判断をより個別ケースに落とし込むためにSeによって検証を行う。
 感覚機能なので事実の詳細に意識が向けられる。 柔軟型の外向機能でもあるため、 事実に差を設けずまんべんなく把握し、 現実に即した対応を心がける。
 つまりFiによる価値基準は五感で把握できるような具体的な物事が対象でなければならない。 以上がISFPにおける知覚・判断のプロセスの基本的な流れとなる。
 Seによる検証が有効でないとされた場合、 それを代替する形でTiを補助する機能がNiである。
 直観機能なので物事の概念や全体像に意識が向けられている。 内向性も有しているため、 本質を鋭く洞察し特定の法則を見出す。
 Fiによる自己世界の探求において、 Seとは異なったクリエイティビティをもたらしているのがこのNiといえる。
 まとめると、 好き嫌いなど個人的な価値基準や人の心理面を考慮に入れた判断を心がける。 その判断において、 具体的な事実や置かれた現状を上手く捉えていることが重要であるとする。
 一方では、 閃きや洞察など抽象的な視点から物事を捉える側面を持つ。


劣等機能Teの影響

Teを劣等機能且つSeを優勢機能として持つことにより、 良くも悪くも刹那的な価値観を有しているのがISFPの大きな特徴の一つである。
 人生に目的意識を持って計画的に物事を行うことを嫌っており(Te劣等)、 むしろその時々の風向きを読みながら奔放に振る舞えることを良しとしている(Se優勢)。
 また、 物事に実益を絡めて何かに繋げることよりも、 自身の個人的な価値観に素直に従うことを好んでいる。
 いわば消費者的性向を強く持っており、 ネガティブな言い方をするならば生産性に乏しい気質の持ち主であるといえる。
 とはいえ実務的で環境適応力に優れた生き上手な面も持ち合わせている上、 代替機能Niによるマクロ的・長期的視野も備えていることもあり、 意外にも上記の問題が深刻化することは実際には少ない。


category:MBTI

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