[2019/06/16]

INTJ -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Ni:全体観から理論・法則の把握、長期的視点
  ↓
Te:外的規範・事実に基づき整理・分析
  or
Fi:個人的価値観によって価値付け
  
Se:具体的な現状認識の欠如


[解説] 知覚・判断のプロセス

主機能Niによって情報を認めるところからスタートする。
 直観機能なのであらゆる物事に関連性を見出す。 内向性を有するため主観によって特定の枠組みや法則を採用する。 そうすることですべきことや進むべき方向性を見出している。 このあたりには規範型の性質が表れている。
 全体の俯瞰から特定の共通項・法則を見出し、 理論を洗練していくといった流れがNiの知覚プロセスの基本となる。
 このように何事もNiによって情報を知覚することから始まり、 それがINTJの行動原理の主軸となる。
 Niによって認知された情報はTeによって検証が行われる。
 思考機能なので対象や状況と距離を置いて事実の整理・分析・検討を行う。 規範型の外向機能でもあるため、 そのプロセスにおいて体系や規範など標準的なフィルターを通し、 客観的な立場からジャッジを行う。 故にその判断については、 容易に他者の理解を得られるような明快さを有する。
 Niの有する主観的なヴィジョン・理論モデルに客観性・実用性を与え、 具現化させるための重要なプロセスとしてこのTeを使用する。
 以上がINTJにおける知覚・判断のプロセスの基本的な流れとなる。
 Teによる検証が有効でないとされた場合、 それを代替する形でNiを補助する機能がFiである。
 感情機能なので価値観や人間関係の調和に重きを置く。 内向機能でもあるため個人的な価値観・動機・立場から判断を行う。
 客観性や実用性といったパブリック性を有するTeとは対照的に、 非常にプライベート性が強い機能となっている。
 まとめると、 俯瞰的視座を持つことによって、 物事の本質を鋭く洞察する。 そこから導かれた特定の理論や法則は客観性や論理性をもって、 その価値や妥当性を判断される。
 一方では、 個人的な価値観による判断、 或はそれらを動機により主観的な立場から物事にアプローチを行う。


劣等機能Seの影響

INTJは主機能Niによって俯瞰から全体像を把握することで本質的な理解を得て、 戦略立てて動くことを得意としている。
 逆に言えば、 事実の詳細の認識を置き去りにしているからこそ上記のように先を見通すことができるのである。 それ故状況の細かい変化に対応することを苦手としており、 細部を見落とすことで計画が破綻することがあるし、 むしろそういった部分を軽視しがちでもある。 いわゆる足元が疎かになりやすいタイプといえる。
 また上記と同様に、 世間話なども世俗的でくだらないこととして軽視しがちであるし、 肉体的なエネルギーを消費するということもあって、 そもそも社交全般を苦手としている。
 加えてINFJのようにFeを持たないため、 一般的な世渡りを不得手とする。
 よって、 先にも述べたように、 知性や戦略性を生かした独自の方法で人生を歩くことになる。


category:MBTI

管理人:tosh
問合せ:mbtitosh@yahoo.co.jp

ホーム

有名人

歌手・作家

漫画・アニメキャラ

MBTI

リンク

書籍