[2019/06/21]

INFP -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Fi:個人的価値観によって価値付け
  ↓
Ne:多種多様な情報収集、本質・全体像把握
  or
Si:事実を正確に把握、規則・手順・経験を留意
  
Te:外的規範・事実に基づく客観的視点の欠如


[解説] 知覚・判断のプロセス

Fiによって物事を判断することからスタートする。
 感情機能なので個人の価値観や人間関係の調和に重きを置く。 内向機能でもあるため判断基準は主観に基づいている。
 枠にはめられることを嫌い、 自身の感性や好き嫌いに従って人や物事を判断することを好む。
 またそういった感情面について、 他者に対しても自身と同じように配慮を心がける。
 内向機能且つ判断機能ということで、 積極的に外に働きかける機能ではないものの、 自身の中で価値基準が明確に存在している。
 Fiによる価値判断がINFPの行動原理の主軸となっている。
 Fiによる判断をより個別ケースに落とし込むためにNeによって検証を行う。
 直観機能なので対象の概念的な側面や意味を把握しようとする。 外向機能でもあるため多種多様な情報をかき集めるなど、 情報に対する高い開放性を有している。 柔軟型の気質も持っており、 状況に臨機応変に対応することを好む。
 対象を抽象化することで、 全体像の把握や様々な着想を可能にしている。 物事を一般化・普遍化して捉えることによる視野の広さが特徴となる。
 この点において主機能Fiを共通するISFPと大きく異なっている。 すなわち五感で把握できることを重視するが故に判断の対象が身の回りの物事に収まりがちなISFPと、 世界平和やジェンダー論など規模が大きく抽象的なテーマを取り扱うINFPの違いである。 以上がINFPにおける知覚・判断のプロセスの基本的な流れとなる。
 Neによる検証が有効でないとされた場合、 それを代替する形でTiを補助する機能がSiである。
 感覚機能なので事実の詳細を把握しようとする。 内向機能でもあるため主観的な事実に重きを置いており、 例えば経験や習慣などと目の前の現実とを照らし合わせることによって現実を認識しようとする。 そうすることで何をすべきかを想起することができる。
 まとめると、 第一に自分自身の中にある価値基準が物事を判断する上での優先事項に据える。 加えて知覚対象を抽象化することによって、 価値観・選択肢などにあらゆる自由や可能性を見出す。
 一方では、 習慣や経験といった主観的事実や、 伝統や風習など過去の様式を考慮に入れる。


劣等機能Teの影響

自身の価値観を中心軸に据え(主機能Fi)ながら、 自由や可能性を追及する過程で現実から遊離する自律性も有している(補助機能Ne)。 いわゆる理想主義者がINFPの形容の最も適当な表現の一つである。
 なので劣等機能Teの影響としては、 上記の裏側の側面として現実適応力の欠如が挙げられる。 可能性(Ne)に客観的価値や根拠を付与する(Te)ことが苦手とも言える。


category:MBTI

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