[2019/06/07]

ESFP -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Se:事実をありのまま満遍なく把握
  ↓
Fi:個人的価値観によって価値付け
  or
Te:外的規範・事実に基づき整理・分析
  
Ni:抽象的・未来的視点の欠如


[解説] 知覚・判断のプロセス

知覚機能を主機能に持つため第一に情報を把握することが優先される。 外向機能なので情報に対する開放性を持ち、 尚且つ感覚機能なので事実に焦点を当てる。 柔軟型でもあるため、 明確に決定を行うというよりも状況に即した対応を心がける。
 つまりSeによって事実をありのままに把握し、 実際の行動を通して即座に対応するというのがESFPの基本軸となる。
 Seによって集めた情報について判断を行うのがFiである。 Fiは感情機能であるため価値観を重視しており、 内向機能でもあるので個人的価値観に従って物事の判断を行う。
 つまり相手が人であれ物であれ、 自身の主観、 この場合いわゆる感性や好き嫌いといった物差しを用いて価値付けを行う。
 また、 調和が保たれ友好的な関係性を良しとしており、 人間関係においては自身が心地よく過ごせる雰囲気を好み、 逆に相手に対しても自分と同様に過ごせるよう配慮を行う。
 ESFPはサービス精神旺盛な社交家とされているが、 本来機能的に言えばサービス精神に富んでいるのはFiというよりFeを優勢機能として持つタイプである。 にも関わらずESFPが上記のような性質を持っているはSeとFiの合わせ技に由来する。 すなわち物事を楽しむ(Se)ことと心地良い雰囲気を好む(Fi)ことの相乗効果の産物といえる。
 以上が優勢機能による知覚・判断のプロセスであり、 ESFPというタイプの基本的な性質を表している。
 Seによって把握した情報において、 Fiによる判断が不適当だとされた場合に代替してその判断を行うのがTeである。 思考型の性質により物事について因果関係の分析に基づいて判断するが、 外向機能でもあるためそのプロセスにおいて規範や体系といったフィルターを通して物事の判断を行う。 まさしくFiとは対をなす機能で、 対象と距離を置き尚且つ客観性をもって判断を行う。
 まとめると、 対象の詳細や環境の変化をありのままに把握し即応する。 そのプロセス及び結果において人間関係への影響を考慮に入れたり、 個人的な感情に従うことを重視する。 感情に基づく判断が適当でない場合、 客観性を帯びた思考によって判断が下される。


劣等機能Niの影響

劣等機能としてNiを持つため、 物事の抽象的・観念的な側面を軽視する傾向がある。 ESTP同様糸口の見えない議論を嫌い、 それよりも速やかに行動に移すことを良しとする。
 また、 自身の行動がどのような意味を持ち、 未来にどんな影響を与えるかを考慮することを苦手としており、 ESTP同様計画性に乏しい側面を持っている。 さらに言えばF型である分、 ESFPの方がより計画性に欠けているといっていいだろう。 このあたりは代替機能Teによっていかにカバーできるかが課題となるだろう。


category:MBTI

管理人:tosh
問合せ:mbtitosh@yahoo.co.jp

ホーム

有名人

歌手・作家

漫画・アニメキャラ

MBTI

リンク

書籍