[2019/06/12]

ESFJ -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Fe:常識・一般論やコンセンサスなど人間関係を重視
  ↓
Si:事実を正確に把握、規則・手順・経験を留意
  or
Ne:全体像の把握、代替案の検討
  
Ti:独自思考の欠如、人間関係等を論理で割り切ることへの抵抗


[解説] 知覚・判断のプロセス

EJ型なので速やかに判断を行った上でアウトプットに至り、 判断はFeによって行われる。
 感情機能なので対象の様子を把握し、 他者への影響を見るため世界を主体化して捉える。
 外向型でもあるため相手や周囲と同化し、 心情や動向を把握する。
 規範型の面として、 その判断のプロセスにおいて常識や一般論に重きを置く。
 以上Feによる速やかなジャッジとアウトプットがESFJの行動原理の基本軸となる。
 Feによる判断をより個別レベルに落とし込む役目を持つのがSiである。
 感覚機能なので人であれ物であれ事実の詳細に注目する。
 内向機能でもあるため自身の経験や過去のデータと目の前の情報を照合する。 そうすることで優先順位や辿るべき手順が浮かび上がり、 取るべき行動を想起させる。 ESFJのコミュニティに対する意識の強さはこのSiに依る所も大きい。
 以上がESFJにおける知覚・判断のプロセスの基本的な流れとなる。
 Siによる検証が有効でないとされた場合、 それを代替する形でFeを補助する機能がNeである。
 直観機能なので物事における事実以外の概念や本質といった側面に着目する。
 外向機能でもあるため多種多様な情報を広範囲にカバーする。
 また、 かき集めた情報を基にして状況に即した対応を取る柔軟型の性質も有する。
 このNeによってESFJの人間関係に開放性や、 コミュニケーションにおける通常とは異なるアプローチをもたらしている。
 まとめると、 常識・一般論・コンセンサスなど人間関係に重きを置いた判断を行う。 判断を個別レベルに落とし込む際は事実の詳細や過去のデータを参照する。 これは例えば人間関係を継続させる上で必要なフィードバックの収集の一つといえる。
 その一方で、 事実や経験則を応用させる視点も持ち合わせており、 その判断にある種の開放性をもたらしている。


劣等機能Tiの影響

Feを使うことで人間関係を上手く構築できるのは事実だが、 その分だけ周囲に流されて自身を見失うリスクも抱えている。
 ESTJやENTJと比較すると、 他者から肯定的なフィードバックを得やすい傾向はあるものの、 それをうまく取り込むことに苦労する面も同時に持っている。
 例えば悪意のない批判や意見を、 自身に対する個人攻撃と捉えてしまうことなどがそうである。
 これはFeが有する、 感情面において他者と一体化し、 その価値観を共有する性質によってもたらされる影響のネガティブな代表例の一つといえる。
 すなわち他者と価値観を共有するということは、 自分だけではそれをコントロールしにくいということでもあり、 故にこの手のフィードバックに関わる問題は必然的に付随する。
 或はそもそも他者のフィードバック自体を抑え込んでしまう場合もある。 これは調和を重んじる性向が極端に出た場合に見られるケースである。


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