[2019/06/09]

ENFP -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Ne:多種多様な情報収集、本質・全体像把握
  ↓
Fi:個人的価値観によって価値付け
  or
Te:外的規範・事実に基づき整理・分析
  
Si:前例・マニュアル・実現可能性の軽視


[解説] 知覚・判断のプロセス

Neによって多種多様な情報を知覚する。 多用な情報を受け入れるのは直観機能であることに由来する。 人や物事同士の間に関連性を見出せるため、 その分だけ情報に対しての開放性を有している。
 開放性については外向機能であることも大きく関わっており、 例えば会話や議論によってアイデアや気づきを得ようとする。 つまり抽象的・観念的な部分まで包括した情報を外から積極的に吸い上げようとする。
 柔軟型でもあるため、 上記のようなプロセスによって得た情報や環境の変化に即した対応を取る。 以上のような主機能Neによる心の動きがENFPの行動原理の主軸となっている。
 Neによってかき集められた情報は自身の感情、 すなわち好き嫌いや感性によって選別される。 あくまでも個人的な価値観に従って価値付けを行う。
 思考優位のENTPが対象や環境と一歩引いた距離から冷徹に分析・検討するのとは異なり、 感情優位のENFPは対象や環境により没入し主体的な立場から物事の判断を行う。 故に自他ともに感情や感情的な影響を考慮に入れた判断を行う。
 このプロセスにおいては主機能を共通するENTPよりも、 むしろ補助機能及びその順列を共通するESFPにより類似している。 以上がENFPにおける知覚から判断までの基本的なプロセスとなる。
 Neにおける判断についてFiが有効でないとされた場合、 それに代替する形で判断を行うのがTeである。 客観的事実・規範・原理原則等に従って物事の判断を行う。 Fiとはまさしく対をなす機能で、 特に対象から距離を置く客観性において異なっている。
 まとめると、 情報における多面性とそれに伴う開放性を重視する。 対象や環境を知覚し、 個人的価値観に従って物事の判断を行う。 16タイプの中でも際立って自由な価値観を有するタイプともいえる。
 上記のプロセスに問題が伴う場合、 特に判断方法において客観的な立場から物事を分析・検討する目も持ち合わせている。


劣等機能Siの影響

ENTP同様、 情報の細部まで意識を向けることや、 決められた手順通りに物事を遂行することが疎かになるため、 たとえ壮大な計画や夢を抱いたとしてもそれを実現する前に頓挫してしまうことが多い。
 加えて、 Fiをもって物事の判断を行うため、 遂行力以前にそもそもの計画性自体に難を持つところがある。 なので計画性自体についてはENTPの方に軍配が上がる。
 しかしながら、 代替機能Teを発達させたENFPはその限りではない。 Teは既に世間で認められたロジックによって物事を達成しようとするため、 Siが劣等機能であることによる弱点をも同時に補強できるからである。 補助機能・代替機能が発達した場合においても劣等Siの危うさが残るENTPとの違いがその部分にあるといえる。


category:MBTI

管理人:tosh
問合せ:mbtitosh@yahoo.co.jp

ホーム

有名人

歌手・作家

漫画・アニメキャラ

MBTI

リンク

書籍