[2019/06/13]

ENFJ -知覚・判断のプロセス-

(概要) 知覚・判断のプロセス

Fe:常識・一般論やコンセンサスなど人間関係を重視
  ↓
Ni:俯瞰による法則の把握、長期的視点
  or
Se:事実をありのまま満遍なく把握
  
Ti:独自思考の欠如、人間関係等を論理で割り切ることへの抵抗


[解説] 知覚・判断のプロセス

EJ型なので速やかに判断を行った上でアウトプットに至り、 判断はFeによって行われる。
 感情機能なので対象の様子を把握し、 他者への影響を見るため世界を主体化して捉える。
 外向型でもあるため相手や周囲と同化し、 心情や動向を把握する。
 規範型の面として、 その判断のプロセスにおいて常識や一般論に重きを置く。
 以上Feによる速やかなジャッジとアウトプットがENFJの行動原理の基本軸となる。
 Feによる判断をより個別レベルに落とし込む役目を持つのがNiである。
 直観機能なので言外のコンテクストを拾い上げる。 内向性と規範型の性質より、 確信的な閃きや鋭い洞察力によって何をすべきかを把握する。 全体像から特定の法則や真実に収束させるプロセスがNiの知覚プロセスの概観となる。
 以上がENTJにおける知覚・判断のプロセスの基本的な流れとなる。
 Niによる検証が有効でないとされた場合、 それを代替する形でTeを補助する機能がSeである。
 感覚機能なので事実の詳細に意識を向ける。 外向機能でもあるため事実をありのままに満遍なく把握する。 置かれた現実を速やかに把握し対応するのがSeの主な特徴となる。
 博愛主義的且つ理想主義的なENFJに、 現状を受け入れ個別対応を促す役目を持つのがこのSeといえる。
 まとめると、 常識・一般論・コンセンサスなど人間関係に重きを置いた判断を行う。 というより人間関係を構築することがメインテーマであり土台と言っても良いだろう。
 より個別の事象として落とし込むため、 俯瞰的視座を持ち鋭く洞察する。
 個人であれ集団であれ、 相手が何を求めているかを直感的に理解し、 配慮や熱意をもってコミュニケーションを行う。
 一方では現状に焦点を当て、 細やかな対応を取る現実的な側面を有している。


劣等機能Tiの影響

ESFJと同じく、 Feを使うことで人間関係を上手く構築できるのは事実だが、 その分だけ周囲に流されて自身を見失うリスクも抱えている。
 ESTJやENTJと比較すると、 他者から肯定的なフィードバックを得やすい傾向はあるものの、 それをうまく取り込むことに苦労する面も同時に持っている。
 例えば悪意のない批判や意見を、 自身に対する個人攻撃と捉えてしまうことなどがそうである。 これはFeが有する、 感情面において他者と一体化し、 その価値観を共有する性質によってもたらされる影響のネガティブな代表例の一つといえる。
 すなわち他者と価値観を共有するということは、 自分だけではそれをコントロールしにくいということでもあり、 故にこの手のフィードバックに関わる問題は必然的に付随する。
 他、 Tiが劣等であることによって、 整合性や一貫性を基に主張をまとめることを苦手としており、 リーダーなど人を率いる立場にある時にそういった面で影響が生じる。
 集団や組織の規模が大きくなればなるほど、 優柔不断さや理想論として周囲の信頼を失うリスクとして作用する。 劣等TiとNiの副作用によるネガティブな相互作用ともいえる。
 以上より、 Niの特長の一つである、 俯瞰から全体を一つの方向にまとめ上げる範囲が限定されるという点において、 劣等Tiによる間接的な影響が生じている。


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