[2019/03/02]
TeとTiの競争についての捉え方の違い
前回に引き続き、
今回はTeとTiの競争についての捉え方の違いについて解説していこうと思う。
兼ねてから様々なサイト・書籍等にて、
TP型のタイプが強い競争心を持っている旨の記述を見かけたことが今回の記事を作成するきっかけとなった。
というのも、
強い競争心といえばTe優勢のTJ型が真っ先に意識に上るためである。
なので今回はあえてTJ型とTP型の競争心についての捉え方について考えていこうと思う。
前置きが長くなってしまったが早速両機能の共通点から見ていきたいと思う。
TeとTiの共通点
TeとTiは共に論理的な機能であるという点で共通している。
論理的であるために必要な要素は、
例えば客観性が挙げられる。
客観性を保つためには感情などの主観的な要素を排し、
情報から得られるものを一歩引いた所から眺める必要がある。
言わば情報を無機質に整理・分析するという点においてこの2つの機能は共通している。
TeとTiの相違点
2つの機能はその判断におけるプロセスにおいて違いが見られる。
その違いとは主に外的な枠組みに対する意識の違いと外部の情報に対する意識の違いの2つに分けられる。
TeはJ型の優勢機能なので外的な枠組みに難なく従うことによって速やかに判断を下す。
TiはP型の優勢機能なので外部の情報に対して開放的に接することによって状況にしなやかに対応するといった違いが見られる。
競争に必要なもの=ルール
さてここで改めて競争に必要なものがルールであることに注目したい。 ルールとはすなわち枠組みであり、 それに対する捉え方の違いこそが両者の違いということである。
Teにとっての競争
Teにとっての競争とは言わば「レース」である。
レースとは例えばモータースポーツであったり徒競走であったり様々であるが、
そのすべてにおいて明確なルール・評価・称賛・報酬といったものが「外部によって」設けられてる。
つまりTeにとっての競争の捉え方から、
「社会性」を重視していることが理解できる。
Tiにとっての競争
Tiにとっての競争とは言わば「サバイバル」或は「ゲーム」である。
Tiは内向機能なので規則や法則、
それらから導かれる目的を独自のプロセスを経ることによって見出す。
外部の枠組みを受け付けないためTiの考える枠組みは、
万人に当てはめることができるような普遍性を有するものである必要がある。
例えば、
生物や性別から導き出される本能であったり、
資本主義社会におけるお金などといった、
普遍性を有するものが枠組みを形成する土台となる。
なのでTiにとっての競争とは必然的にサバイバル(生存競争)としての意味合いを持つことになる。
或は単に自分自身が楽しむことを目的にしたゲームとしての意味合いを持つ。
いずれの場合もそこにあるのは徹底した「個人主義」の観点である。