[2019/07/04]
ISTPの適職
ISTPとISTPの適職とされている職業について考察・解説を行いたい。
整備工/修理工
実際に自分の手足を動かし、
細部にわたって作業を行うという点でSeとの相性の良さが窺える。
加えて、
物事の仕組みを理解することを好むTiの側面も、
緻密で複雑な構造から成り立つ車両その他の乗り物を扱う上ではアドバンテージになると思われる。
また一人で黙々と作業を行う時間が他の職業に比べて多いと思われ、
その点ではI型の気質とよく馴染むだろう。
起業
起業家と言えばEN型の独壇場に思われたが意外にこのタイプにも適性が認められるということらしい。
例えばTiがもたらす強い自律性や独自の物の考え方、
そこから生じる独創的な発想は起業を行うモチベーションとしてアドバンテージになり得るかもしれない。
また世間の流行や自身が発揮できる能力といった現状を正確に捉える目を持ち合わせており(Se)、
事業を起こすに当たっては重要なファクターの一つといえる。
一方では、
俯瞰的な視野の広さや計画性も備えているため(Ni)、
上手く働かせることによって冷静かつ大胆な事業運営を実現することができると思われる。
消防士
その職業柄、
出動先をはじめとして計画的に業務を行うことはできないため、
その時々の状況に対応することを好むP型の資質が肯定的に働く部分がある。
緊急性が高く、
現場に赴き身体を使って作業を行うといった点から特にSeにその適性が認められる。
また自律的且つ論理的な判断力をもたらすTiもアドバンテージとして働くと思われる。
とにもかくにも現場に赴かなければ問題が解決しないという点でこのタイプとの相性の良さが窺える。
警察官/私立探偵
その主機能Tiにより、
知的好奇心と論理をもって物事を解決に導くことを好んでおり、
動機・適性など幅広い面においてその適性が認められる。
実際には現場を地道に調査することが求められたり、
時には危険が伴う仕事でもある。
実際の行動を重視し、
ある種上記のようなスリルを歓迎するような好奇心も持ち合わせており(Se)、
その資質とよく馴染む要素を持った職種であると思われる。
一方では洞察力の鋭さや視野の広さによって多角的に物事を捉える目を持っており(Ni)、
問題解決におけるバランスの良さも有している。
- まとめ -
問題解決能力とリスクを取ることを求められるシビアな職業が多く挙げられた。
また迅速さと冷静さ、
肉体労働と頭脳労働といったように、
物事の両面に対処できるようなハイブリッド性を求められるものが多く、
問題解決力に恵まれたタイプであると改めて認識させられた。
逆に、
他者を管理したり、
ある程度以上の規模を有する組織を運営するような立場にはあまり向いていないように思われる。
このあたりはS型全般に見られる特徴の一つといったところか。
言い換えれば、
より個人としての資質を問われるような職種に特に適性があるということかもしれない。