[2019/07/05]
INTPの適職
INTPとINTPの適職とされている職業について考察･解説を行いたい。
コンピュータープログラマー
主機能にTiを持つため論理に強く､
物事の仕組みやシステムの構造に対する関心を有する。
また補助機能Neによる､
対象の本質や概念的な側面に対する理解力､
システムや制度における改善欲求などもアドバンテージとなり得るだろう。
特にIT業界は技術やトレンドの変化に富んでおり､
そのあたりもNeの気質との相性の良さを窺える。
ほか､
一人で作業に打ち込む時間の長さなどもI型の気質とよく馴染むと思われる。
社会科学者
社会科学とは､
経済学，政治学，法律学，社会学など，社会に関する科学的研究全般のことを言い､
物理学､生物学などの自然科学とは対照的な学問である。
NT型なので社会科学､
自然科学を問わず科学全般に適性が認められるだろうが､
社会科学の方により適性が認められるということだと思われる。
例えば自然科学の分野は､
そのほとんどが実用化をゴールとしている場合が多く､
TiよりもS型やTe的な要素を強く有している。
一方､
社会科学の分野においては､
理論や法則の発見･定義をゴールとすることも多く､
その点では物事の理解や解釈を求めるTiの気質と相性の良い分野ともいえるかもしれない。
株式トレーダー
常に数字を扱い､
客観性や分析力が要求されるという点でT型に適性が認められる。
特に独自の理論や方法論を用いて複雑な問題に対処できるといった部分でTiが生きるということだろうか。
同時に､
全体像や背景などアウトラインや本質を上手く掴み､
未来予測に秀でている点においてNeがアドバンテージになり得る。
NT型は他のタイプに比べて､
お金を実体を持たない数字として割り切ることが得意であり､
そういった気質が大胆さや冷静な判断力として肯定的に働くと思われる。
作家
外の世界を基準として活動を行うE型に比べ､
内省的で深く物事を追求する点､
一人で作業を行う時間が多い点などにおいてI型の気質との相性の良さが窺える。
加えて､
物事をあらゆる角度から捉える多面的視点や､
仮想世界の構築における想像力といった部分でNeがアドバンテージになり得るだろう。
また､
Tiによる独自の考え方や複雑な問題をロジカルに割り切るスタイルにも一定の需要があると思われる。
- まとめ -
どの職業も軒並み思考力を問われる分野が多く､
そのあたりは端的にこのタイプの資質が長所となり得ると思われる。
さらに言えば､
事実だけではなくその本質や背景まで包括した判断力が問われるという点においてN型の資質を生かせる分野が多い。
逆に言えば､
肉体労働や対人的な要素が多い職種にはあまり適していないともいえるだろう。