[2018/12/25]
ISFPの性格 [Fi-Se-Ni-Te]
主機能のFiは自分自身の価値観に従って物事の判断を行う機能。
感情機能なので人の価値観､
要するに好き嫌いや感性といったものを重視する。
内向機能でもあるためあくまでも自分自身の中にある価値観に従う。
FeやSeのように世間が評価するものを好むのではなく､
純粋に自分自身の価値観に従って判断する。
一方､
劣等機能としてTeを持つため､
人や物事に対して客観性と合理性をもって割り切ることを苦手としている。
社会によってもたらされる制度や価値観を受け付けない側面があり､
いわゆるマイペースな性格の持ち主が多い。
このように社会生活を送る上で不利な側面を持っているように思われるが､
意外にも適応力があり社会に馴染んでいるのがISFPである。
これは補助機能にSeを持っていることが大きい。
Seは五感で認知できるものを重視する知覚機能である。
言い換えれば地に足のついた現実主義的な機能でもあり､
マイペースな側面を持ちながらも実社会に上手く適応するための要素を満たしている。
すなわち､
主機能Fiと劣等機能Teによってもたらされるはずであった世間とのずれや不満が､
補助機能Seによってある意味で足るを知り､
結果難なく社会に適応できるというのがISFPの面白いところであろう。
このあたりは､
同じ主機能Fiを持ちながらもNeを補助機能に持ち､
社会や人間関係が複雑なものになりがちなINFPとは大きく異なっているところである。