[2019/02/15]

ISTPの代替機能

行動と物理に対する偏り

Tiは外部の規則や秩序に依らず独自のプロセスを経て情報を合理的・客観的な視点から処理する機能である。 補助機能がSeなので、 情報の詳細をまんべんなく知覚する。 Seは事実、 とりわけ五感で把握できる客観的事実を重視する知覚機能である。 よって、 どんな環境・状況に置かれても現実に即した最適解を導き、 それを実際の行動にして表すことができるのがISTPの大きな特徴である。
 また、 Feを劣等機能として持っているため、 人の感情に配慮することや他人と歩調を合わせることを苦手としている。 補助機能Seが行動や物理的なものを重視することも相まって、 とりわけ言語によるコミュニケーションを苦手とする側面がある。 好意にしろ敵意にしろ実際の行動を通して表現することが多く、 他人から誤解を受けやすい面がある。
 このように、 目の前の現実について行動を通して対処することに意識が傾いており、 人の感情を予測することや抽象的な視点で物事を捉えることを苦手としている。

予測と計画

経験(Se)による洞察力(Ni)を働かせることで事態の展開を予測する力を養う。 主機能Tiによって思考力に恵まれているものの、 補助機能がSeかつ柔軟型(P型)のタイプであるため元来より計画性に乏しいタイプである。 その分だけ予想外の事態に迅速に対応できるといった長所を持っているが、 その能力だけに依存することは主機能にTiを持つタイプとして真に効率的であるとは言い難い。 そのためNiによって洞察力と計画性を持ち合わせることで問題解決者としての真価を発揮することができる。
 また、 人間関係においてもNiの影響力が働くことになる。 人の感情に配慮することを苦手としているが、 主機能Tiの下、 Seと共にNiを働かせることで他人の意図を瞬時に予測することができる。 すなわち、 感情を読み取ることが苦手であっても、 他人の思考を瞬時に把握することで建設的なコミュニケーションを成立させることができる。 代替機能によって主機能の不得意とする面をもカバーすることができる。

ネガティブな影響について

Tiの思考力とNiの洞察力の負の相互作用によってISTPにネガティブな妄想を抱かせることがある。 通常であれば優勢機能Seによって事実に基づく客観的で冷静な判断力を有しているが、 Seが影を潜めると同時にNiによって人や物事の背景や意図に過剰にスポットライトを当てて判断する。 さらにこのような場合Tiの自律性を裏目に出るため、 周囲の意見に耳を傾ける意識にも乏しくなり事態が悪化する。


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