[2019/02/12]

ISFJの代替機能

他人に振り回される

Siを主機能とするISFJは生真面目で責任感の強いタイプであるが、 ISTJと比較するとお人好しで他人に振り回されやすいという特徴を持っている。
 補助機能のFeは人間そのものに意識を向けた外向機能で、 人の感情面を考慮に入れた判断を行う機能である。 そのためFeを優勢機能に持つタイプは、 良くも悪くも他人の動向に左右されやすいという共通点を持っている。 中でもISFJはI型なので積極的に自己主張をするタイプでもない上に、 Siなので積極的に他人をリードすることよりも、 大勢に従うことを好むタイプである。 自律的でリーダータイプのINFJとはこういった点で対照的な特徴を持つ。
 上記のような性質を持っているため、 常に他人の顔色を窺いながら遠慮がちに振る舞い、 ともすれば他人に振り回されることがままある。 ISFJには真面目で責任感が強く温厚な人格者が多いが、 一方では自律的に物事を決断することを苦手とする側面がある。

自律と自己主張

代替機能TiはISFJに自律的な判断力と自己主張の機会をもたらす役目を持っている。 Tiは物事を客観的な視点を持ちながらも独自で判断を行う思考機能である。 そのプロセスにおいて、 規則や世間の目といった類のものによる干渉を受け付けない非常に自律的な性質を持った機能である。 このTiは同じ内向機能でありながら、 権威や規則の影響を受け付けないという点でSiとは異なった性質を持っている。 しかしながら、 このTiが時に主機能Siの良き補助機能としてFeに代替する場合がある。
 通常のISFJであれば、 Feにより良好な人間関係を築くことで自分自身の習慣や安定を満たしてる、 すなわちSiの欲求を満たしている。
 しかし、 一方では先述したようにFeの影響でかえって自身を犠牲にしてしまうといった副作用も存在している。 なので代替機能TiによってISFJに自律性を付与することで主機能Siの均衡を保つことができる。 平たく言えば、 人目を気にせず伸びやかに振る舞う機会を代替機能Tiがもたらしてるといえるだろう。

ネガティブな影響について

誠実で慎重な判断力と着実な行動力がISFJの美点の一つであるが、 代替Tiが暴走することでそういった長所がかき消される場合もある。
 先述したようにSiとFeの相乗効果による協調的で他人や集団のニーズを満たすことが得意な性質がISFJの持ち味である。 しかし、 Tiの自律性が危うい独断としてネガティブな影響をもたらすことにより、 例えばISFJに無鉄砲で衝動的な行動を取らせることがある。 このような言動は周囲に迷惑を掛ける可能性があるのは勿論のこと、 主機能Siの長所や欲求も抑え込まれており、 たいていの場合において自他ともに良きフィードバックを得ることは稀である。


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