[2019/02/13]
INTJの代替機能
現実を煩う
INTJは現実を煩わしいと感じることが多い。
Seを劣等機能として持っているため、
細々とした雑事や人間関係などに無頓着で、
目の前の現実をありのままに受け入れることを苦手としている。
むしろNiによって五感とはかけ離れた抽象的なイメージやインスピレーションのフィルターを通すことによって現実を理解している。
なので16タイプの中でもとりわけ独創的で知性に恵まれたタイプである。
同時にそのような性質を持つが故に大抵のINTJが理解者に恵まれない。
主機能Niによって理想主義的側面を持つ一方で、
補助機能Teにより現実を冷めた目で見つめている。
Teは客観性と実用性を重んじており、
言ってしまえばNiとはかけ離れた性質を持った機能であり、
このことがINTJに複雑な二面性をもたらしており、
世間や周囲からの理解を益々遠ざける要因となっている。
夢と理想と野心
代替機能FiがINTJの探求心に影響を与えている。
Fi自体はとりわけ探求心に関わるような機能ではない。
しかしながら主機能Niの本質を見通す能力と合わさることで、
特定の物事を究める専門家としての才を開花させる機会が生まれる。
規範型で計画的なタイプなので元来より集中力に恵まれており、
専門家としての道を究めた先に先駆者としての未来が開かれる可能性も高い。
すなわち代替Fiの影響で、
朧げな直観が夢や野心として昇華され、
このことが現実と距離を置きがちなINTJに積極性と行動力を付与している。
FiはTeの盲点をカバーする側面も持っている。
Teによって組織活動に疑問を持たない傾向があるINTJだが、
Niによる自律性や周囲の理解に恵まれない側面のせいで、
一方では組織に馴染まない性質も抱えている。
そのため自身の数少ない理解者や気心の知れた人間との共同作業を行える環境の方が、
かえってパフォーマンスを発揮することできるといった特徴がある。
そのような環境をTeによって得ることは難しく、
すなわちFiをその代替機能として働かせることが問題解決の糸口となる。
ネガティブな影響について
主機能NiがFiのネガティブな影響を受けることでINTJを妄想の世界の住人に堕落させる。 Niを主機能としているINTJは想像力が豊かで知性に恵まれており、 通常であればそれらはTeによって具現化されるためのプロセスを辿ることになる。 しかしFiが悪目立ちした場合、 その根拠が極端に主観に偏ることになる。 加えてNiが抽象的・概念的なものを重視する機能であるため現実から遊離した状態に陥ることが多い。