[2019/02/14]

INFJの代替機能

利他主義の限界

Niは人や物事の表面的な部分には表れていない情報を知覚する機能である。 それは例えば背景にある真実であったり抽象的なイメージのようなものであったりする。 無意識のうちにSeがあるため、 おおよその全体像を把握することである特定の確信的な直観を得ている。
 規範型でもあるため、 現実を独自に知覚することによって何をすべきなのかを自ずから理解している。 得られたビジョンはFeによって、 周囲や人間の幸福に如何にして影響を及ぼすことになるのかといった物差しを用いて判断される。
 以上から利他主義と理想主義がINFJの基本性質であり、 行動原理となっている。 Fe優勢なので社交的で奉仕的なイメージが先行しがちであるが、 I型かつNi主機能であるので控えめで自律的な部分がINFJの核といえる。
 そのため、 人間関係に振り回されるあまりに本来すべきこと(Ni)や、 自身の肉体・精神を犠牲にしてしまう問題点を抱えている。

リーダー性とカリスマ性

代替機能TiはINFJが本来有してる自律性を補強する役割を持っている。 TiはFeの真逆の機能で、 物事を合理的・論理的に解釈し判断することを得意としている。 そのプロセスにおいて外部の規範や指標などの干渉を受け付けない非常に自律性の高い機能である。 その自律性の高さにおいてNiと共通した側面を持ち、 故に冒頭で述べたような効果を発揮する。 他者のニーズだけでなく、 長期的・俯瞰的な視座からすべきことを導き出す必要があり、 それをTiの働きによって見出すことができる。
 また、 Ni優勢のタイプであるためINFJは元来よりリーダーの素質を持ったタイプである。 Feと同時にTiの恩恵を受けることで、 人心を心得るカリスマ型のリーダーとしての才を発揮することができる。 他人の目に触れにくいNiとTiによりINFJにミステリアスなベールを纏わせ、 より一層カリスマ的な存在として周囲に印象付けることになる。 信念と人心を上手くコントロールすることによって真に果たすべき理想(Ni)を具現化(Se)することができる。

ネガティブな影響について

代替機能Tiの副作用として、 独善的で独裁的な思考と態度を強調させる働きがある。 INFJにはNiとFeの相互作用よって自律性と利他性のバランスを取ってる側面があるが、 Tiのネガティブな側面が影響を及ぼすことでFeの利他性が影を潜め、 代わりに自身の野心のために他者を扇動し不当に扱うように機能する。 加えて、 先述したようにINFJはNiによって元から強い自律性を有しているため、 他人の干渉を受け付けずに極端な方向に暴走することになる。 その場合、 人一倍多くの支持者を抱えている分だけ被害の範囲と規模も大きくなる。


category:MBTI

管理人:tosh
問合せ:mbtitosh@yahoo.co.jp

ホーム

有名人

歌手・作家

漫画・アニメキャラ

MBTI

リンク

書籍