[2019/02/07]
ESTJの代替機能
想定外の事態
Siを使うことによって目の前の情報において、
とりわけ過去から参照できる部分に反応を示す。
それはマニュアルであったり手続きであったりする。
他には物事の詳細に意識を向けることで行動の正確性を重視する側面も持つ。
但しあくまでもTeが主機能なので、
優先されるのは目下の問題解決になる。
従って、
物事をTeによって客観的な立場から効率的に判断する、
Siなのでそのプロセスにおいてマニュアルや規則通りに物事を進めるのがESTJの基本性質となる。
一方Siの盲点として、
想定外の事態に弱いという特徴がある。
弱いというよりも、
ある意味可能性を考慮せず意識を実際の詳細に向けることで、
物事を規則的かつ正確に処理していることによる副作用とでもいったらよいだろうか。
よって代替機能NeはESTJ特に補助機能Siの盲点をカバーする役割を担っているといえるだろう。
予測・計画・改善
Neを使うことで予測力を向上させることができる。
Siを優勢機能に持つタイプは総じて物事の可能性を考慮することを苦手としている。
それは真逆のNeが物事が本質的に有している可能性を知覚する機能だからである。
従ってNeが物事の起こり得る可能性を考慮に入れることを促すことで、
ESTJに想定外の事態について予測をする意識を高める効果がある。
予測に対する意識の向上は計画力にも影響を与える。
規範型かつTe優勢のESTJは何事においても(それがたとえプライベートであっても)計画を立てて行動する傾向がある。
加えてSiなので立てた計画通りに実行することも得意としている。
これにNeの予測力を付与することで、
計画それ自体のの完成度をより高いものへと昇華することができる。
最後に、
立てた計画を実行した後で改善をすることにもNeの影響が及ぶことになる。
すなわちSiによって蓄積されたデータを基にして、
Neによって修正案を導き出すということである。
ネガティブな影響について
とはいってもNeはあくまでも代替機能、
つまりESTJにとっては不得意な機能であることには変わりはない。
なのでESTJにネガティブな影響を与えることもままある。
特に、
TeとNeの負の相互作用を引き起こすことが多いとされる。
すなわち、
何事にも性急な態度で臨み(Te)、
一方で散発的な着想が頭を支配し(Ne)、
物事の達成率の著しい低下を引き起こすことになる。
これは結果を重んじる(主機能Te)ESTJにとっては最悪の事態といえるだろう。