[2019/01/09]

ISTPとINTPの違い

今回はISTPとINTPの違いについて考えていきたい。 両者とも少数派のタイプではあるが、 その違いは比較的わかりやすい方ではないだろうか。

共通点は個人主義

ISTPとINTPの主機能Tiは物事に対して自分独自の合理性・効率性をもとに判断する機能である。 そのプロセスにおいてルールや秩序などといった外的な枠組みを度外視して思考を回す。 なのでTiを主機能とするISTPとINTPは、 FJ型のように他人と協調しながら物事を進めることを好まないし不得意としている。
 また、 Tiのロジックの根拠は自分自身にあるため、 公共の福祉的な性質を持つFeとは対照的に、 極めて自分頼みの考えのもとに単独あるいはごく少数で活動しようとする。 平たく言えば個人主義者で強い自律性を持ち、 その判断は絶対的で他人の干渉を嫌う傾向が強い。

ニヒルでリアリストなISTP

ISTPはSeが優勢機能なので非常に地に足のついた世界観の中で生きている。 Seは現在に焦点が当てられており、 享楽的で気楽な側面を持つ。 良く言えば気さくで根が明るい人物がSP型には多いともいえる。
 しかしISTPはこのSeを優勢機能に持っていながら、 一方では主機能Tiと代替機能Niによってある意味で世界を冷めた目で見ている部分がある。 即物的なものを重視していながら、 同時にそういったもので溢れる世の中やそれらに振り回される人間をクールに捉えるニヒリスト的な複雑さが、 ISTPの持つミステリアスな性格のイメージと合致しているといえるだろう。 モチベーションがあくまでも実社会の中にあるところがポイントで、 そのあたりが遁世的になりがちなINTPと異なる点であろう。

批評的な合理主義者のINTP

INTPは16タイプの中でも随一の批評家といっていいかもしれない。 本来、 批評的という特徴はT型全般が持っている特徴であるが、 とりわけ批評家の側面が強く出るのはINTPに多く見られる。
 これは補助機能Neの影響が強い。 Neは物事の可能性を最大限に考慮するという特徴を持っている。 Neの可能性に開放的な側面が効率性や合理性を重視するTiと組み合わさることで、 何事においても改善の余地を見出そうとする。
 また、 代替機能のSiにより詳細なデータや前例も考慮に入れるため、 INTPの改善欲求と批評精神は益々厳格なものになる。
 しかしながら、 TiとSiの相互作用によって、 積極的な行動によるデータ収集と裏付けを得ることを苦手としており、 そういった点で周囲から批判されてしまうという皮肉的な側面もINTPの特徴といえる。


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