[2019/01/22]

ISTJとISTPの違い

今回はISTJとISTPの違いについて考えていきたい。 統計上でも数が多いISTJは勿論のことISTPもそれなりに見かける方であると思われる。 しかし、 ISTPは統計上は少数派に含まれており、 実際はISTJと混同してる場合も少なくはないかもしれない。 一見よく似たタイプ同士であるが、 やはりJとPの壁は厚く、 しっかり観察することで両者の大きな違いを把握することが出来ると思われる。

几帳面な完璧主義者 ISTJ

主機能がSiなので物事の細部に注意を払う。 Sなので手続きやマニュアルといった具体的なものに対して関心が注がれる。 補助機能にTeがあるので論理にも強く、 効率的かつ厳格に仕事をこなす。
 よってISTJは非常に几帳面な完璧主義者であり、 自分に対しても他人に対しても厳格な管理の下で物事を進めることを好むタイプである。

クールな一匹狼 ISTP

主機能のTiは規則や権威といった、 外部の枠組みを度外視して自分独自のロジックで物事を判断する機能。 補助機能にSeを持つため地に足のついた現実的なものを重視する。 なのでTiによる自律性とSeによる実務性が掛け合わさることで、 孤高ながらもいわゆる仕事の出来る有能な人物が多いタイプとされる。
 また、 代替機能Niが上手く作用することで、 物事を改良することが得意であったり戦略性に長けた側面もある。

帰属意識と遵法精神

外観がよく似てるISTJとISTPではあるが本質的にはかなり異質な側面を持っている。 その代表的な違いが帰属意識と遵法精神である。
 ISTJは主機能がSiなので、 権威や年長者に対して強い従属性を有している。 実務においては規則やマニュアル・前例といったものをことのほか重視する。 加えて補助機能にTeがあるため外部の枠組みを根拠に物事を判断する。 責任感が強く何事においてもルールに沿って行動しようとする。 以上からISTJにはきわめて強い帰属意識と遵法精神が備わっているといえる。
 対するISTPは、 主機能がTiであるため何事においても自分独自のロジックで物事を判断しようとする。 そのプロセスにおいて規則・権威・マニュアル・前例といった類のものは軽視される。 そういった性向と補助機能Seが組み合わさることで、 日々の業務から突発的な事態や前例のない案件まで実務において幅広い問題解決能力を有するタイプである。 よってISTPはISTJと比べると帰属意識や遵法精神に欠けた部分があるといえるだろう。 正確に言えば、 ISTPは独自のルールを自身に課すことで己を律するタイプであり、 実際は物事の筋目や責任といったものに対して無頓着というわけでもない。
 冒頭でも述べたようにISTJとISTPはJ型とP型の違いが表面からは読み取りにくい部分がある。 それはISTPが主機能のTiによってマイペースに事に当たる一方で、 補助機能Seによって実務面に対して強い責任感を有していたり、 TiとNiの相乗効果でSP型の中でもとりわけ計画性や戦略性に優れたタイプであるといったように、 P型でありながらJ型を思わせるような特徴を持っているからである。


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