[2019/01/12]

ISTJとINTJの違い

今回はISTJとINTJの違いについて考えていきたい。 ISTJはどんな職場や学校でもよく見かけるタイプで、 方やINTJは絶対数自体が極めて少ない希少なタイプである。 この2タイプは雰囲気こそ似ていたりするものの、 その内面においては全く正反対といってもよい程異なっている部分すら見られる。

孤高の理想主義者

ISTJとINTJは内向知覚機能(Si・Ni)を主機能に持っている。 それぞれを一言で例えるなら、 Siが習慣、 Niがヴィジョンといったところだろうか。 両機能とも内向機能であるため、 主観的な根拠を基にその価値は絶対である。 これに規範型(J型)の性向も加わるため、 両タイプとも現状に関わらず自分自身の方針や信念を曲げない傾向にある。
 また、 補助機能のTeが上記の意志力に毅然とした態度も付与するため、 ISTJとINTJはどちらもTeによって組織性を有していながらも孤高で一匹狼的な側面を持っているといえる。

保守的で従順なISTJ

上記の通り頑固ともいえる程に意志の強いISTJであるが、 一方では自分自身を譲る相手も存在する。
 例えばそれは上司や規則といった類のものである。 それらの背景にはたいてい権威や伝統といったものが存在するため、 Siを主機能に持つISTJはそれらによく従う。
 Siは自身の知識や経験に強い信頼を置く傾向にある。 なので、 自身よりも知識や経験が豊富であると思われる目上の人間は必然的に重んじるべき対象となる。 また、 自分自身の中に知識や経験が乏しい事柄に関しては素直に専門家や有識者を頼るなどという側面があり、 やはり権威的な人物に従おうとする傾向が強いといえる。

革新的で自律的なINTJ

INTJにはISTJのような従順さや保守性はほとんど見られないといっていいだろう。 これはINTJがSeを劣等機能として持っていることが主な理由の一つである。
 Seは現実を細かい部分まで把握することに長けている。 それが例えば人間関係の中においては、 立場・能力などのパワーバランスを考慮した立ち回りにつながる。 このSeが劣等機能となっているINTJは、 身の回りの人間関係や現状といったものを軽視する傾向にある。
 そういった現実よりも専ら自分自身の直観に従って行動しようとする。 直観である以上、 ISTJのように権威や伝統といった外部の物事から影響を受けることはほとんどなく、 むしろ視点は未来を向いており大抵の場合が革新的な性質を持っている。 自分自身の理想や信念といったものが絶対的に重要な位置にあり、 これがINTJの有する強い自律性の正体である。

とにかくSiとNiの違いが大きい

とにもかくにもSiとNiの違いが大きいといっていいだろう。 ISTJにとってSiは絶対的なものであり、 他人を寄せ付けない面があるのは確かではある。 しかしながら、 あくまでも地に足のついた世界で生きているため、 保守的で節度を意識する優等生的な側面も多分に見られる。 ある程度にはバランス感覚を有しているタイプであるともいえる。
 一方のINTJは、 Niが極めて「個」に由来する性質を有してるため、 極端に個人として独立したタイプであり、 良くも悪くも自分自身を譲ることは稀である。 正確に言えば、 他人が思っているほど譲らないわけではないものの、 自律性が強いためそれを世間一般の物差しで測ることが難しい面があるといったところだろうか。


category:MBTI

管理人:tosh
問合せ:mbtitosh@yahoo.co.jp

ホーム

有名人

歌手・作家

漫画・アニメキャラ

MBTI

リンク

書籍