[2019/01/24]

INTJとINTPの違い

今回はINTJとINTPの違いについて考えていきたい。 両者の違いは微妙なものであり、 まずはそれを深く理解することから始めていきたいと思う。

孤独なインテリ INTJ

主機能Niは物事から確信的な洞察を得る機能である。 Niより得た情報は補助機能Teによって客観的根拠をもとに判断を下される。 一方で代替機能Fiも働いており、 合理的な根拠のみならず個人的な価値観によって自らのヴィジョンに価値付けを行う。
 主機能が直観であることに加え、 上記のように個人的動機も働いてるため、 J型にも関わらず周囲から理解を得にくいタイプでもある。

考え続ける INTP

主機能Tiは外的規範等に依らず物事を独自に思考し判断を下す機能である。 ISTPと異なり、 事実や現実(Se)よりも物事の可能性(Ne)に焦点を当てているため、 実際の行動として反応を示すことよりも独自で思考を回し続けることを好むタイプである。

根拠と目的

INTJとINTPの違いはその根拠と目的に集約されているといっていいだろう。
 INTJはNiによる確信的な閃きと、 Teによる客観的かつ合理的な判断を根拠としている。 この場合特にTeであることがポイントで、 Teによって社会的価値を見出す必要に迫られ、 Niによって得た閃きやビジョンは具現化される必要がある。 INTJもINTP同様に抽象的・概念的なものを重視しているのは確かだが、 それを形として表現するために必然的に実際の行動が伴ってくるという違いがある。
 すなわち、 INTJはNiを使うためその根拠には主観的な側面が多分にあるものの、 Teによってそれを外的な枠組みの中で判断を下し外部に出力する必要があり、 結果として根拠と目的ともに強い客観性を有することになる。
 INTPはNeによって物事の本質的な側面に焦点を当てることで、 起こり得る可能性を知覚する。 それら多面的な情報をTiによって独自のプロセスを経て思考し判断する。 INTJとは異なり、 自身が得た着想や思考について社会的価値を見出すことを特に重要視してはいない。 代わりに、 対象についての深淵な理解を得ることがINTPにとって動機の核といってよいほどに重要なものとなる。 補助機能Neが外向機能でありながら抽象性を有していることがポイントで、 それ故にINTPは限りなく思考し観念の海を泳ぎ続けることになる。
 すなわち、 自身が理解することや自身の論理の正確性・整合性を証明することが目的であり、 その根拠(Ti-Ne)と目的(Ti)は総じて主観に基づいている。 INTJとは異なり非常に自己充足的な側面を持っているのがINTPである。
 以上のようにINTJとINTPにおいて、 JとPの違いを端的に表現することは難しい。 強いて規範型(J型)であるINTJの方が何事においても枠組みの中で物事を捉える傾向が強く、 それに伴い世間に対してアウトプットする意識を強く持つ部分が、 状況に応じる柔軟型(P型)のINTPとのJ/P軸の観点から見た違いといえよう。


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