[2019/01/29]

ESFJとISFPの違い

今回はESFJとISFPの違いについて考えていきたい。 間違われることはまれなタイプ同士ではあるが、 改めてその違いについて考えたい。

行動様式

ESFJの主機能Feは外向機能の中でもとりわけ人間に焦点を当てた機能といえる。 そのためESFJは人間の、 特に他人の感情面を重視して物事を判断する。 Feが主機能なので多くの人から好ましいとされている行いを心がける。 平たく言えば人に尽くすことを好むタイプである。 補助機能がSiなので物事の細部や権威などを重んじる。 また、 EJ型なので前に出て明確に自己主張する側面を持っている。
 ISFPは主機能をFiに持ったIP型であるため非常にマイペースなタイプといえる。 根っこの部分はマイペースなものの補助機能にSeを持つため、 実際にはかなり現実適応力の高いタイプである。 FiとSeが優勢機能である一方、 Teが劣等機能なので自然や動物を愛する側面を持っている。

人間関係

ESFJはいわゆる面倒見の良い親分肌な面を持ち、 とりわけ人間関係においては連帯感を重視する。 Siなので所属するグループの動向を逐一把握しておき、 そうすることでグループに何が有益なのかを理解しようとする。
 ISFPは基本的に人間関係については控えめ(主機能Fi)で、 静かに感情をため込むタイプである。 Seなので会話よりも行動を通してのコミュニケーションを好む。 Fi主機能のIP型なので他人に対しては総じて受動的で柔らかい対応をするタイプといえる。

仕事

ESFJは主機能にFeを持つため人と接する仕事全般に適性がある。 Si優勢なので他人の些細な点に着目しよく記憶している。 そのため、 個別最適化が求められる営業職やホスピタリティを求められる接客業などには強い適性を有するタイプである。 他には教育の分野に強い関心を寄せることが多い。
 ISFPはESFPと優勢機能が共通しているので関心の対象も共通した部分を多く持っている。 服飾や美容業界などFiとSeを生かすことのできる仕事がそうである。 また、 Fiを主機能、 すなわちTeを劣等機能に持っているため職選びに不利な面があると思われがちであるが、 Seが優勢機能なので意外にも幅広い職業に適性を持っている。

不健全時

ESFJはTiが劣等機能であるため自分自身を内省することが不得意であり、 不健全時にはたやすく自信喪失してしまう傾向にある。 そういった際に過度に被害妄想的な思考に陥ることで他者に攻撃的な態度を取ってしまうことが多くなる。 また、 劣等Tiの働きで哲学や宗教などを盲信して自分を見失ってしまうこともある。
 ISFPの場合、 些細な事実(Se)に強く影響され、 世間や他人に対して過度に批判的な態度を示したりする。 奥底にある繊細な感情(Fi)に根差しているためその言動は整合性や計画性に欠けたものとなる。


category:MBTI

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