[2019/01/05]
ESFJとISFJの違い
今回はESFJとISFJの違いについて考えていきたい。 統計上、 両タイプともに10%前後存在しており、 実際にもよく見かけるタイプではないだろうか。
ESFJとISFJの共通点
・身近な人間関係を重視
・保守的
Feは集団の意見や人の感情面に配慮した判断を重視する機能である。
他のE型の機能と比べて、
実際の人間に焦点を当てているという点がFeの最大の特徴であると思われる。
もう一方の優勢機能であるSiは経験や習慣といった自身にとって馴染み深いものを重んじる機能である。
この2つの機能が組み合わさることで、
ESFJとISFJには身近な人間関係の動向に強く影響されるという共通点がある。
他、
Siと外向判断機能のFeの組合せなので未知の物事に対する警戒心が強かったり、
環境の変化を嫌うなど保守的な面がよく見られる。
まあこれはSJ型全般の特徴でもあるだろう。
ESFJとISFJの違い
両者の違いはひとえに向性(E/I)の違いにあるといっていいかもしれない。
すなわち、
ESFJがより前に出て仕切ったり他人の世話を焼きたがり、
ISFJはそれほど積極的には他人に干渉しないといった点が両タイプの違いとなる。
逆に言えば、
この2タイプ間における特有の違いというものはあまり見られないといっていいだろう。
というのも両者の優勢機能であるFeとSiが実に地に足のついた機能、
言い換えれば突飛な要素には欠けた機能であるからだ。
上でも述べたようにFeとSiは共に保守的な特徴を持っており、
実際にも似た部分が多い。
例えば、
身近な人や物事を信頼する面、
権威や伝統を重んじる面など押しなべて常識を重んじる保守派の性向が共通している。
なので両者の間に明確な違いといったものを定義付けるのはあまり容易ではないといっていいだろう。
とはいっても機能の順列は異なっているので、
一応その点からアプローチすることはできなくもない。
例えばESFJは主機能に外向判断機能のFeを持つ一方、
内向判断機能のTiが劣等機能なのでその価値観や判断は他人から理解されやすい。
悪く言えば他人にも自分の判断などを押し付けてしまう部分がある。
対するISFJは補助機能にFeがあるがI型なので、
ある程度の社交性はあるものの基本的には控えめな印象を与える。
また、
代替機能にTiがあることで普段の控えめな印象とは打って変わって断固とした態度に出るといったようなギャップも見られる。
はじめに述べたようにこの2タイプの違いは向性の違いといってもよく、
見分ける上では上記のような印象や態度の違いに注目して考えるといいかもしれない