[2019/01/20]

ENTPとENTJの違い

今回はENTPとENTJの違いについて考えていきたい。 内実がかなり異なっているにも関わらずよく間違われるある意味面白い組み合わせである。 この2タイプを混同してしまう主な原因はその違いを正確に把握できてないことにあると思われる。 改めてENTPとENTJが持つ特徴について考えることによって、 両タイプの混同を避ける一助にしてもらえれば幸いだ。

可能性の鬼 ENTP

16タイプの中で最も可能性に対して開放的なのがENTPである。 Neが主機能にあるのであらゆる可能性をまんべんなく考慮に入れる。 それらを補助機能Tiで独自のプロセスを経て分析・検討し実行に移す。
 ポイントは2つあり、 1つはFiではなくTiであること、 もう1つがSiが劣等機能であるということだ。 Fiを補助機能に持つENFPのように好き嫌いなど個人的価値観によって可能性を評価せず、 Tiによってその可能性が如何に合理的に機能するかといったことを一歩引いた立場から検討する。 すなわち、 自分の価値観といったフィルターを通さない分、 ENTPの方がより可能性を平等に扱う傾向にある。
 また、 Tiが優勢機能であると同時にSiが劣等機能でもあるため、 自分の中で合理化できれば前例や実現可能性を差し置いて実行に移そうとする。 ESTPのTiに見られる近視眼的ロジックとはまた一味違った危うさを孕んだロジックといえる。

戦略的結果至上主義者 ENTJ

主機能にTeがあるため何事においても目的志向を強く持ち積極的に活動する。 補助機能がNiであるため、 目的を達成するためのプロセスにおいて非常に自律的で他人の干渉を受け付けない厳格な個人主義者である。
 目的を果たすために大胆な戦略を掲げる一方、 実際の所は意外にも地道な努力を惜しまないタイプでもある。 あくまでもTeが優勢機能なので、 結果的に地道ながら確実に目的を達成できる既存のやり方を踏襲する側面もある。

結果に対する捉え方の違い

ENTPとENTJは結果に対する捉え方において大きな違いがみられる。 一言で言えば、 ENTPは変化を、 ENTJは勝利を求めるといった違いがある。 これは主機能の違いによるところが大きい。
 ENTPの主機能Neは物事の根底に変革を与えることを望んでいる。 そのため行動の結果として、 以前と比べていかに状況を変化させることが出来たのかといった所に意識が向けられている。 劣等機能であるSiが一定の状態が続く事を望むことを考えればより理解しやすいだろう。 対するENTJの主機能Teは客観的な要素を基に物事の判断を下す機能であるため、 行動の結果として勝敗という客観的で明確なジャッジを求める。
 上記の違いにはP型とJ型の違いが端的に表れているといってもいいだろう。 つまり、 ENTPがいかにして状況に対応するかという視点を持っているのに対し、 ENTJは物事に一定の枠組みを設けてその中で決断を下すことを好むといった違いがある。


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