[2019/01/04]

ENTJとINTJの違い

今回はENTJとINTJの違いについて考えていきたい。 この2タイプはINTJが絶対数が少ない上、 その性格上あまり表に出ないので両者の違いについて把握し辛いというのが現状ではないだろうか。 実は少し観察すれば見分けやすいタイプであると思われるが、 上記のように実際に目にすることが少ないという身も蓋もない理由でその違いが曖昧になっていると思われる。

ENTJとINTJの共通点

・自律性
・意志の強さ

ENTJとINTJの共通点はNiによるところが大きい。 例えばその自律性の強さなどがそうだろう。 Niは対象から確信的な洞察を得て、 自身のヴィジョンを頼りに物事に当たる機能である。 Siとは異なり権威や常識に囚われない先進的な側面も持っているのがNiである。 なので何事においても自分から始まるという意識が高く、 非常に独立心が旺盛なタイプといえる。
 上記のような特徴を有するNiに、 客観的で厳格なTeが合わさることで両タイプを非常に強い意志の持ち主に仕立て上げている。

ENTJとINTJの違い

・横に広げるか、 縦に掘り下げるか
・計画に対する意識

外からENTJとINTJを見たときの違いは両者の活動領域に表れる。 言うなれば、 ENTJは活動の幅を横に広げ、 INTJは特定の分野に対して力を注ぐという違いが見られる。
 まず、 ENTJは優勢機能としてNiを持っている。 このNiはその優れた洞察力により物事に特定の可能性を見出すことで、 ENTJに未来への挑戦を促している。 しかしながら、 あくまでも主機能はTeなので目の前の現実世界において社会的評価を得ることが優先される。 とすればENTJにおけるNiとはどのような役割を持っているのだろうか。 その答えは未分野への挑戦欲や開拓心を掻き立てることにあるといっていいだろう。 すなわち、 Niによって様々な物事に関連性を見出すことができるため、 ENTJは新しいことにも果敢に挑戦することができるのである。 言わばENTJが社会で勝ち上がる(Te)ための戦略性という部分でNiが強くその役目を果たしているということだ。 加えて代替機能にSeがあるので大胆な面をフォローするかの如く地に足のついた現実感も身に着けている。
 対するINTJは主機能にNiがあるので、 最も優先されるのは自分自身のヴィジョンや才能を発揮することにある。 それを補助する形でTeが存在する。 つまり上記のような自身の思いは、 現実に有益なものであったり社会的価値を持つものとして形にする必要がある。 さらに代替機能にFiがあるので、 自身のヴィジョンや仕事はより個人的に価値を持ったものである必要がある。 要するに愛着を持てる仕事を選ぶ傾向が強い。 言い換えれば、 専門性を強く持つことがINTJの基本戦略ということになる。
 上記のように端的な形で表面化する違いがある一方で、 外から容易に見分けることができない違いもある。 それが両者の持つ計画に対する意識の違いである。
 結論から言えば、 ENTJが比較的短期かつ実現可能性の高い計画を立て、 INTJはより長期的かつ多少実現可能性を度外視した計画を立てやすいという違いがある。 これは両者の主機能の違いによる部分が大きい。 Teを主機能にするENTJはあくまでも現在に焦点が当てられており、 先述した通りNiはそれを補助する戦略としての色合いが強くなる。 一方のINTJはNiが主機能なので、 計画それ自体があらゆる活動の軸として存在しており、 Teはそれを果たすための道具としての色合いが強い。 またSeが劣等機能でもあることも現在や現状を度外視した計画を打ち立てることに拍車をかけているといっていいだろう。 さらにその計画が危うかろうが、 他でもない自分自身が気に入っているから問題はない(Fi)といった側面もあるため、 INTJの計画に対する意識の強さは16タイプにおいても群を抜いたものとなっている。


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